『心を上手に透視する方法』レビュー【心理学は面白いけど難しい】

今回は心を上手に透視する方法の読了レビュー記事になります。
簡単に言うと、心理学がテーマになっている本です。

「心を透視する」というややショッキングなタイトルに惹かれてまんまと買ってしまいました。

↓帯はこんな感じで書かれていて購買意欲をそそってきます。

  • シリーズ50万部突破!
  • けっして、悪用しないでください。
  • 「奇跡体験!アンビリバボー」「ヒルナンデス!」著者が出演、大反響!

結論から言えば、私にとっては心理学に興味を持つきっかけとなった本であり、幅広い人に読んで欲しいと思える一冊です。

心を透視するのに「超能力」はいらないー
なにより必要なのは「観察力」である。

引用元:心を上手に透視する方法
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『心を上手に透視する方法』は心理学初心者にも読みやすい

本を読む子供
  • 初版:2011年8月30日
  • 著者:トルステン・ハーフェナー
  • 訳者:福原美穂子
  • 発行所:サンマーク出版
  • 頁数:286ページ

2011年に出版された本で、私が最初読んだのも最近ではなく数年前になります。
先日ふと本棚を見ていて、ブログのネタにもう一回読んで見ようかなと久しぶりに読んで見ました。

心理学に興味を持つきっかけとなるとても良い本

著書のトルステン・ハーフェナーさん。
心理学者ではなくマジックショーとマインド・リーディングの講演会などを行っている方のようです。

本の裏表紙に顔写真が載っていますが、かなりカッコイイ方です。

  • マインド・リーディングに熱中したきっかけ
  • 体験談
  • 実際に行われた研究や実験結果
  • マインド・リーディングのトレーニング方法

この辺のことを交えながら本書は進んでいきます。

マインド・リーディングというのは読心術のことで、相手の心の内や考えを読むテクニックのこと。
『心を上手に透視する方法』のメインテーマになります。

著者がドイツ人ということで、本書は翻訳版になります。
翻訳版にありがちな読みにくさが全くなく、非常に読みやすい文章になっています。

高評価ポイントですね。

『心を上手に透視する方法』は第2章が抜群におもしろい

向かい合う脳
本の構成

第1章:世界は、あなたが考える通りにある
第2章:「身体」を見れば、「心の内」がわかる
第3章:「暗示」の力を使いこなす
第4章:メンタル・トレーニング
第5章:意識を「今このとき」に集中する
第6章:はかり知れない「可能性」

第2章が一番好き

私が特に好きなのは第2章。
この章の内容は、思考がどれだけ身体言語(ボディーランゲージ)に影響を及ぼすかというものです。

  • 目が動いた方向によってわかること
  • 瞳孔はコントロールできない
  • 赤ん坊を見るとき、首を傾げるのはなぜ?
  • 足は意識の方向を示す手がかり

上記のように、日常生活でも活用できそうなことが多く書かれている章なのです。

かなり身近な例えも多く、「あー、確かに」と納得できる部分も多いのではないでしょうか。

心理学にとっつきにくさを感じている方、まずはこの章から入ってみるのがオススメ。

就活・営業職・接客業にオススメなのはもちろん、公私問わず対人スキルの向上が望めるでしょう。

第3章は暗示(催眠術)のお話

第3章は暗示・催眠術系のお話。
「心を透視する」というよりは、「相手を意のままに動かす」ことがテーマになっています。

私は催眠術に否定的というかあまり信じていないこともありましたが、暗示の力に対して多少理解は深まったと感じます。

これも身近な例や実験結果をあげて説明されています。

暗示・催眠術に否定的な考えの方にも是非一度読んで頂きたいなと思います。

第4章・5章・6章は自己啓発

第4章・5章・6章は、心理学というよりは、自己啓発本のような内容です。

時間のない方は読み飛ばしてOK。

心理学関係ないじゃん。な章ですね。

当たり前だけどこの本を読むだけで心を透視できない

本のアップ

「心を透視する」というややショッキングなタイトルではありますが、心理学初心者に非常に読みやすい内容でした。

心理学の入門編としてはほんとうにオススメできる良書。

  • 身近な例え話が多い
  • 専門用語が少ない
  • 日常生活で活用する前提で書かれている

ただし、この本を参考にするだけでは「心を透視」することはできません。

著者も、マインド・リーディングを身に着けるまでに「色々な文献を読み漁り研究」したそうです。
もちろん、知識を身に着けた上でも訓練も相当数積み重ねています。

本書は「心を透視する方法」をわかりやすく解説しているにすぎず、実際に「心を透視する能力」(マインド・リーディング)を身に着けたいのであれば、更に専門の書物で研究し、正しい訓練を積まなくてはなりません。

ある程度心理学に精通している方であれば、本書では物足りなさを感じる内容かもしれませんね。

この本をきっかけに心理学に興味を持ち、そこから先はより専門的な書籍に頼った方が良い感じを受けました。

『心を上手に透視する方法』で印象に残った言葉3選

ドクロの見ざる聞かざる言わざる

その1:観察力と思い込みについて

人間は年をとればとるほど、正確な観察をしなくなるのではないだろうか。

引用元:『心を上手に透視する方法』25ページ

ある程度大人になり知識や体験を積み重ねると、それにあてはめたりフィルターを通して物事を見てしまうというのは、少しはっとさせられる言葉でした。

正確な観察をせず、経験値に基づく予想で判断してしまうことって多いですよね。
それ自体決して悪いことではありませんが、そのことを認識しておくのは重要だと思いました。

その2:第一印象について

他者に対して抱いた第一印象には大きな影響力があり、一度もった印象を手放すことはなかなかできない。

引用元:『心を上手に透視する方法』36ページ

これも自分にあてはめてみると納得できる部分が多く、よほど深く付き合っていかないと第一印象が変わることは少ないのかなと思いました。

人は中身よりも見た目が大事っていう持論に通ずるものだったので、ここの内容はふむふむとうなずきながら読み進められました。

その3:心理学の悪用について

一度に二つの指示を与えられると、相手はどちらの指示を先に断ればいいのかがわからなくなり、結局は両方の指示に従ってしまうのだ!

引用元:『心を上手に透視する方法』182ページ

これは以前別の本でも読んだことがあり、その本では確か犯罪で使われている手法として紹介されていたと思います。

例え二つとも理不尽な選択肢だとしても、選べと言われると人はどちらか、又は両方選んでしまうというような話だったと思います。

何の本で読んだのかは忘れてしまいました・・・。

心理学の負の側面(怖さ)を感じる内容であり、心理学を悪用してくる人間には充分注意が必要だなと強く思います。

知っていれば防げる・騙されない可能性も上がります。
自己防衛の意味で心理学を勉強するのもアリですね。

まとめ:『心を上手に透視する方法』は心理学入門としてオススメ

照らされる女性

良い点
・身近な例えが多く理解しやすい
・翻訳が自然で読みやすい
・入門書として心理学初心者におすすめできる
・実践方法、トレーニング方法が書かれている

イマイチな点
・あくまで心理学入門編、深く学ぶことはできない
・この本を読むだけでは「心を透視する」ことはできない
・4章~6章は心理学というより自己啓発

読めば「なるほどな」と思えることも多く、私としては非常に勉強になる1冊でした。
ただ、心理学の世界はやや苦手な雰囲気なので、さらに専門的な本まで手を出すかは今のところ微妙なところですね。

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