読書が好き。
今でこそ読書好きな私ですが、好きになったのは高2くらいのとき。
それまではどちらかというと嫌いな行為でした。
嫌いというよりは苦手という感じ。
自分の子供にも読書好きになって欲しいなと思うものの、無理やり読ませようとは思いません。
これは自分の経験が影響しているんですけどね。
ということでね、子供を読書好きなるにはどうするか何がキッカケになるのかといったところを記事にしていきます。
- 私の思う読書の魅力と効果
- 子供が読書嫌いになる理由
- 私が読書好きになったキッカケ
今記事では主に上記3点について紹介しています。
私の思う読書の効果は大きく2つ

「私がこうなったので、子供にもこんな効果があるのでは?」という内容です。
どこぞの大学の研究結果とかではないんで、肩の力を抜いて読んでやってください。
読書の効果①興味のアンテナが広がる
これは本の中身という話ではありません。
本が好き→本屋に行く→色んなジャンルが目に入る→目当て以外の本を手に取る
このパターンです。
本屋さんも商売ですからね。
客の興味を引くような陳列やPOPによって、ついつい目的にない本にまで興味が湧いてしまいます。
これは決してデメリットではなく、ネット通販では味わえない本屋さんに行くメリット。
- 歴史系
- 自己啓発
- 裏社会系
- 小説
色んな本に手を出し色んなことに興味を持てたのは大げさではなく間違いなく読書のおかげ。
自分の知らない世界を知る喜びっていうのは、何とも表現しがたい快感なんですよね。
読書の効果②学ぶ喜びを知る

人間は知ることに喜びを感じる生き物。
知識が増える快感は誰にでもあるのではないでしょうか。
好きなことについて学ぶのは至福の時間と言っても過言ではありません。
学校の勉強って、どちらかというと受動的で自分の好きなこと以外は中々のめり込めないんですよね。
だけど、それはその授業が自分に興味のない内容だっただけ。
自分は勉強嫌い・苦手とか思う必要は全くありません。
興味のないことを押し付けられたら楽しくないに決まっています。
居酒屋で、たいして興味も沸かない上司の身の上話を延々と聞かされるようなもんです。
全く興味がわかず楽しくない、だけど生きるためには我慢してやらなくちゃ。
学校の授業とよく似ています。
興味のないことを真剣に学ぶのはけっこう苦痛。
まずは好きなことを見つけ、そのことについて本を読んで見て下さい。
学び方は色々ありますが、読書が一番手っ取り早いです。
「授業が嫌い=学ぶことが嫌い」ではありません。
学ぶ楽しさに気づけたら、人生はより楽しくなると思います。
大人も子供もつまらない本は好きになれない

子育てしていて気づきましたが、子供というか幼児は本が好きな子が結構多い。
もちろん、活字ではなく絵本ですけどね。
2歳になる息子も、字は読めないながら自分で本を開いて遊んでいたり読んでくれと持ってきます。
ではなぜ、絵本→漫画→活字と順序よく興味を持ってくれないのか。
その理由はズバリ明快で、おもしろい本・興味の湧く本に出会えなかった事が原因でしょう。
少なくとも私はそうでした。
活字の本って、絵もないし字ばっかり。
絵本・漫画に比べめっちゃとっつきにくいですよね。
「活字=つまらないもの」
そんな価値観になっていく土壌が日本には根付いています。
まずは国語の教科書に始まり、お決まりの読書感想文。
好きでもない・興味もない物語を読まされ、この辺から徐々に活字本が好きではなくなってきます。
逆に、好きなこと・楽しそうなことばかり書いている漫画に惹かれていくのが人間の性なのです。
だんだんと「漫画>活字」の構図が出来上がっていきます。
活字嫌いを決定付けたのは母がくれた『エジソン』

小学生の頃だったでしょうか。
ここでさらに活字嫌いを決定づけます。
母が私に『エジソンの伝記』を買ってくれました。
たぶん初めて買ってくれた活字本だったと記憶しています。
これがホントつまらなかった。
とにかく全く興味のない内容で、「読みたい!」とこれっぽちも思えなかったんですよね。
母親の思いとは裏腹に、エジソンには一切興味が湧かないし読書の魅力にも一切気づけない。
あの当時の私には魅力のない本だったんですね。
この辺りから完全に活字嫌いになり、高2まで全く活字を読まない人生でした。
達ブログ少年が読書が好きになった転機は『三国志』

漫画ばかり読んでいた私ですが、高2のときに転機が訪れます。
忘れもしません高2の春。
TVゲーム「三国無双」というものが流行りました。
その内容というのが三国志に登場する豪傑達を操作して敵をなぎ倒しまくるというストレス解消系ゲーム。
諸葛亮がビーム出したり、全然リアリティのある内容ではなかったですけどね。
そのゲームの影響で三国志に興味を持ち、三国志の漫画を読むことに。
当時お金もないんでね、学校帰りに古本屋で立ち読みです。
三国志の漫画に違和感を覚える

ゲームに出てくる三国志の登場人物は美男美女ばかり。
だけど漫画の彼らはめっちゃ野暮ったい。

何か、思ってた程楽しくないな・・・・
イメージと違うな・・・
全然のめり込めず、「桃園の誓い」あたりで読むのをやめました。
めっちゃ序盤。
漫画好きなはずなのに、絵のせいでのめり込めないというよくわからない状態に陥ります。



三国志の漫画、何かハマらなかったんだよねー
キャラクターの絵がイマイチでさー



三国志の本、貸してやろうか?



お、おう
ありがとう
何か断るのもあれだし、家も近い友人だったので三国志を借りることに。
13冊(14冊だったかな?)もあってビビりましたね。
文字しかないのに13冊とかヤベエだろ。
こんなに読めるのか?
こんな心配は杞憂でした。



!!
おもしれぇ!!!
本当に面白くて飽きることなく読破していました。
自分でも驚き。
突然読書なんかし始めて親もビックリしたと思います。
- 許褚(きょちょ)カッケェ!
- 龐統(ほうとう)可哀そうに・・・
『エジソン伝記』の件もあり、活字は絵がなくてつまらないイメージしかありませんでした。
ところがどっこい。
文字しかないのに、ゲームのキャラクター達が頭の中に登場。
文字しかないのに、頭の中では映像のように物語が進んでいくのです。
漫画では野暮ったい登場人物が邪魔でしたが、活字にはその心配が全くない。
絵のないことが魅力になること、身を持って知りました。
絵がないのに情景が思い浮かぶ、作家さんの表現力ってほんと凄いんですよね。
たまに目を閉じて情景を想像しながら読んでいました。
活字本の情報量と軽さ
活字本は漫画に比べて1ページの情報量が圧倒的に違う!
ま、当たり前なんですけどね。
すっかり三国志ハマった私は学校にも本を持ちこんでいました。
漫画に比べると荷物が圧倒的に軽くて良かったですね。
当時の私の読む速度であれば、1冊持っていけばその日一日事足りました。
ここから私は読書好きとなっていき、今に至ります。
読書好きになったのは間違いなく三国志のおかげです。
好きな、興味のある本に出会えた私は幸せ者です。
子供が読みたい本を読ませるのが読書好きへの第一歩


どうしても子供には将来を期待してしまいますよね。
- 頭よくなって欲しい
- 勉強できるように
- いい学校に
- いい企業に
「そのために読書を」っていうのはわかりますけどね。
あまりに子供の趣味嗜好を無視した本を読ませようとすると、本嫌いになる可能性が大いにあるので要注意。
子供が好きな・興味のある本なら喜んで読みます。
2歳の息子も、何冊かある本の中から自分で選んで開いています。
2歳とはいえ、好きな本とそうでもない本があるみたいです。
全然選ばれない本もありますが、仕方ないですね。
「親が読ませたい」ではなく「子供が読みたい」本を読ませてあげるのが読書好きへの第一歩です。
まとめ:好きなことは学びたいのが本能


読書の魅力を知った自分にとっては、読書を色んな人に勧めたい。
もちろん、自分の子供にも。
ただまあ、無理やりやらせると本が嫌いになっちゃうと思うんで注意ですね。
私もそうでしたから。
「好きなことを学びたい」っていうのは、きっと本能。
そこを見逃さず、子供の興味や好きなことを手助けできるような親になりたいですね。