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【JKラングラー】トランクの使い勝手向上を目指して棚をDIY【パイプ】
「JKラングラーのトランクは広いのに使いにくいな」と心に秘めて早5年。
なぜか5年目に突然ヤル気スイッチが入ってJKラングラーのトランクに棚をDIYで設置しました。
結果から言えばトランクに棚を設置して大満足、使い勝手が大幅アップでニンマリが止まりません。
ということでね、今回はJKラングラートランク棚DIYの様子をご紹介します。
部材や工具は必要としますが、DIYの難易度としてはそれ程高くありませんので、是非チャレンジして見て下さいね。
JKラングラーのトランクは広いが使いにくい
JKラングラーのトランクはそこそこデカい。
ざっくり測量してみると、幅:105×奥行:80×高さ:105(たつログ調べ)。
ただまあ容積的に大きいだけであって使いやすいかは別問題、ドカンと大きい空間があるだけで棚もなければ仕切りもないトランクは中々に使いにくいのです。
棚も引き出しも全くない冷蔵庫を想像して見て下さい、使いにくそうでしょ?
キャンプの時なんかトランクは荷物満載になるわけですが、棚がないのでとにかく平積みあるのみ。
で、このとき困るのがクーラーボックスのポジショニング。
愛用クーラーボックス「マヒャドイナフスキー」(DOD)はそこそこ大きく重く固いので最下段に積むことになるわけですが、道中で買い物したり長い道中に飲み物や食料を取り出すためにクーラーボックスを開け閉めしたいこともあるわけですよ。
我が家のようにファミキャンだと、車で移動中にチビ助たちによる「腹減った!喉乾いた!」口撃なんてことは日常茶飯事。
上積みした荷物を全部よけてクーラーボックスを開閉、そして用が済んだら再び荷物を平積み。
この不毛で無駄な時間を過ごす度、「トランクに棚があれば」なんて考えてしまう訳であります。
人様のアイデアを丸パクリしてトランク棚をDIY
「ラングラーのトランクに棚欲しいなー」と考えていたところ、JLラングラー乗りの方が棚をDIYしたブログ記事を発見。
迷うことなくこの記事を丸パクリ参考にさせて頂き、私も棚をDIYする決意を固める訳であります。
ラングラーのトランク棚は、製品として販売されていますがなんせかんせお値段がイカツイ。
そしてこのご時世、販売されている製品はJL用が多くてJK用が少ないんですよね。
ちなみに下記リンクもJL用、JK乗りはご注意を。
トランク棚DIYに必要な材料と工具
画してJKラングラーのトランクに棚を作ることにしたわけです。
まずはトランク棚DIYに必要な材料・工具をご紹介します。
トランク・棚の使い方によっては不要なもの又は追加で必要なものもあるでしょうが、本記事では私が実際に使用したものをご紹介します。
- イレクターパイプ(H-2000 S BK)
- ジョイント(J-46 S)
- ジョイント(J-59C S)
- コンパネ(厚み12mm×幅900mm×長さ1800)
- パンチカーペット(幅1m×長さ2.2m)
- 超強力両面テープ(自動車内装用)
- スプレーのり(スプレーのり99)
- パイプカッター(PC-32)
- タッカー(GTTA-12)
一覧にするとこんな感じ。
これらをどのような用途で使用するか詳しくご紹介しましょう。
イレクターパイプ(H-2000 S BK)
今DIYの骨であり基礎である鉄パイプ、イレクターパイプなる商品を使用しました。
イレクターとは、アイデアから組立までの創造的行動に意味を託してネーミングした製品で、海外では「CREFORM(クリフォーム)」の名で親しまれています。パイプとジョイントとの組み合わせにより、いろいろなカタチをつくることができる組立素材です。
引用元:矢崎化工株式会社
要は鉄パイプなのですが、鉄パイプの表面をプラスチックで覆っているのがイレクターパイプの特徴。
単純な鉄パイプに比べ、肌触り・軽さ・防錆性が優れているんですね。
今回使用したのは品番「H-2000 S BK」、1本あたり2mの製品を3本購入しました。
このイレクターパイプは直径28mm、中々屈強です。
ジョイント(J-46S)
イレクターパイプをどこかに固定する場合に使用するジョイントがJ-46S。
今DIYにおいては超重要なポジションで、幅方向メインの梁固定に使用します。
ラングラーのトランク横窓に存在する白いフラットな部分にジョイントJ-46Sを貼り付けて、そこへパイプを取り付けるのです。
ジョイント(J-59C)
このジョイントは、イレクターパイプを直角にジョイントする際に使用。
今回のDIYで言えば、幅方向のメインパイプと補強用パイプをジョイントJ-59Cで接続します。
コンパネ(厚み12mm×幅900mm×長さ1800mm)
棚板に使用するのがコンパネ。
厚み12mm×幅900mm×長さ1800mmは規格もののサイズで、おそらくほとんどのホームセンターで購入可能でしょう。
棚板サイズは1070mm×720mm(107cm×72cm)なので、ホームセンターでカットしてもらいました。
棚板の素材が絶対的にコンパネである必要性はありませんが、棚板の素材に特別なこだわりがなければとりあえずコンパネを選んでおけばOKかなと。
入手のしやすさとコスパを考えるとかなり優秀なアイテム、それがコンパネなのです。
パンチカーペット
パンチカーペットは棚板(コンパネ)に貼ります。
ホームセンターで測り売りしていたので、幅:100cm×長さ:220cmを購入してコンパネの裏表に貼り付けました。
コンパネにカーペットを貼る目的はズバリ、スベリの良さと見栄えのため。
パンチカーペットはカーペットといっても住居の床に敷く絨毯のイメージとは全く違って、分厚いフェルト生地のような製品です。
厚さは約2mmなのでカッターやハサミで容易にカット可能、今回のようなDIYにはうってつけのカーペットなのです。
カーペットは完全に好みの問題、あえてカーペットなんぞ貼らずにコンパネ剥き出しの荒々しいスタイルもラングラーにはよく似合う事でしょう。
超強力両面テープ(自動車内装用)
両面テープはジョイント(J-46S)を固定するために使用します。
この手の両面テープは種類が多すぎて迷うこと間違いなし、とりあえず「自動車内装用」というワードを決め手に購入しました。
ジョイントを固定できれば何でも良いので、プラスチック系をしっかり接着できる両面テープであればOK。
スプレーのり(スプレーのり99)
スプレーのりはその名の通り、のりを霧状に噴射するスプレーのこと。
これはコンパネにカーペットを貼り付けるときに使用します。
スプレーのりにもいくつか種類があって購入にやや迷いますが、コンパネにカーペットを貼る目的であれば今回紹介している「スプレーのり99」(緑色)でOK。
スプレーのりは人生初体験でしたが、これが中々のスグレもので感激です。
- 均一に塗布
- 乾燥が速い
- 接着力が強力
107cm×72cmのコンパネ裏表に、このスプレーのりでカーペットを貼り付けたところ残量はおよそ10%程度。
私は心配になって接着剤を多めに塗っちゃうタイプですが、新品1本あればとりあえず不足はしません。
パイプカッター(PC-32)
その名の通りパイプを切断する工具、パイプカッター。
今回使用するイレクターパイプは直径28mmなので、28mmが切断できる能力が必要です。
パイプカッターでなくとも、パイプを切断できる能力があれば他の工具でももちろんOK。
素人が木材をノコギリで切ると「直角に真っすぐ寸法通り」切断するのは中々難しいものですが、パイプカッターは素人でも「直角に真っすぐ寸法通り」に切断しやすいのが心強い。
タッカー(GTTA-12)
タッカーは工業用ホッチキス。
コンパネにカーペットをスプレーのりで貼った後、仕上げとして端を留めるのに使用しました。
コンパネのような木材であれば何の支障もなく突き刺さっていく様は快感そのものです。
が、スプレーのりの接着力想像以上で正直なところタッカーによる端留めは不要だったような感じもします。
ただまあ今後もDIYにおいては使い道がありそうなので、「タッカーを買ったことに後悔はありません」と負け惜しみを言っておきます。
トランク棚の製作手順は全5工程
さ、早速トランク棚製作手順を写真付きで解説していきます。
大まかな作業は全5工程。
- 採寸&部材購入
- パイプ切断
- ジョイント貼り付け
- 棚板にカーペット貼り付け
- 組付けて完成
一応番号は降っていますが、2~4は順不同なので作業しやすい順に変更して全く問題ありません。
1.採寸と設計とお買い物
DIYにおいて最重要と位置付けても過言ではない採寸と設計。
JKラングラーアンリミテッドスポーツのトランクを採寸しますが、今回私が実際に採寸してみて重要と感じたのが下記3点。
- パイプ固定用ジョイントの設置場所
- パイプの長さと搬入ルート
- 棚板のサイズ
設置場所やサイズを確認するのは当たり前ですが、意外と重要なのが搬入ルート。
JKラングラーはトランク入り口よりトランク内部の方が広い構造ですから、トランク入り口よりも長い寸法のパイプを車内に搬入する必要があります。
完璧な採寸と完璧なカットを施しても、それがトランク内の狙った位置・向きでパイプを搬入・設置できなければなりません。
で、私がたどり着いたパイプ寸法が下記。
- 幅方向メインの梁(リアシート側):157cm
- 幅方向メインの梁(トランクのドア側):153cm
- メインの梁を繋ぐ補強用:52.5cm
リアシートを倒すことが条件となりますが、この寸法がギリギリトランクに搬入できる最大サイズ。
特に「幅方向メインの梁(トランクのドア側)」は超ギリギリ、これ以上のサイズアップは無理でしょう。
ちなみに、測量にはコンベックスとレーザー距離計の2段構えがオススメ。
効率も良いし正確。
2.イレクターパイプを必要長・必要数カット
イレクターパイプを必要長・必要数だけ作製、パイプカッターでサクサクと進めていきましょう。
- 157cm×1本
- 153cm×1本
- 52.5cm×3本
パイプカッターは素人でも寸法通り真っすぐ切断しやすい工具、臆することなく切断あるのみ。
3.固定用ジョイント(J-46S)を車内に貼り付け
幅方向メイン梁を固定するためのジョイント(J-46S)を、トランク側面窓枠の白いFRP部分の平らな面に貼り付けます。
この白いFRP部分の形状がイヤらくて、均一に完全なフラットではないのです。
実際確認して頂ければお分かりになるでしょうが、「この辺にジョイント貼り付けたいな」と思う箇所に丁度傾斜があるのです。
その傾斜をギリギリ避けるようにフラットな場所を選んで、ジョイント(J-46S)を超強力両面テープにて固定。
もちろん両面テープを貼る場所は、パーツクリーナーでしっかりと脱脂&清掃しておきましょう。
4.棚板にカーペット貼り付け
棚板にはカーペットを貼り付けます。
合板剥き出しのワイルド仕様もアリっちゃアリですが、物を載せたり出したりするときにスベリ良い方が使いやすいだろうと考えてカーペット仕様にしました。
もちろん見栄え的な意味も含めたカーペット仕様です。
棚板両面にカーペットを貼りたいので、カーペットは棚板サイズ(幅107cm×奥行72cm)の倍である幅1m×2.2mを購入。
スプレーのりを塗布してカーペット貼り付けるわけですが、スプレーのりは割とすぐに乾燥するので数回ずつに分けて貼り付け作業をします。
一面を一気に貼り付けるよりも、結果的には速く綺麗に仕上がることでしょう。
そして棚板からはみ出た不要部分をカッターでカット。
その反対面もスプレーのりで接着、棚板からはみ出た部分はカットせず棚板巻き込むように裏面まで持って行き接着します。
トドメに巻端をタッカーで固定。
これにより、棚板の側面もカーペットで覆われるので見栄えが良くなります。
固定方法は何でもいいのですが、スプレーのりとタッカーが難易度も低く仕上がりもそこそこなのでオススメです。
5.パイプを設置してその上に棚板を乗せる
ここまで来たら後は組み立てるだけ。
メインの梁パイプ2本をジョイントで固定、そのメインの梁パイプをつなぐように補強パイプを接続します。
そして組み上げたパイプの上に棚板を乗せてついに完成。
棚板とパイプは固定せず、パイプの上に棚板が乗っているだけの構造です。
走行中段差のたびに棚板が「ガタっ」と音を立てますが、そんなことは気にしません。
同じくパイプとジョイントも固定していませんが、構造上抜けることはまずあり得ないので接着剤等は不要と考えます。
トランク棚設置後の雰囲気を確認する
早速トランク棚設置後の様子をご紹介します。
まずは棚設置によりトランクを上下2段に仕切ることができた訳ですが、一体何cmで区切られたのか重要ですよね。
下段(トランク床面~棚板下面)が約43cm、上段(棚板上面~天井)が約59cmとなります。
下段高さ43cmというのが絶妙に使いやすいポイントで、買い物かご・クーラーボックス・ペール缶などの重量系がすっぽりと収まります。
キャンプの時はもちろんの事、買い物かごも難なく収まる高さがあることにより日常使いにも悪影響を及ぼしません。
日常使いでの上段活用方法は模索中ではありますが、「ちょっとしたもの」を乗せるときに便利なんじゃないかなとこじつけて強引に家族を説得しています。
キャンプや旅行のような荷物が多い場面では、上段も大いに活躍することでしょう。
上段の耐荷重は不明、その辺は自己責任でよろしくです。
早くキャンプ行きてえ。
まとめ:JKラングラーのトランク快適化には棚必須
さ、JKラングラーのトランクにDIYで棚を設置することについてご紹介してみました。
DIYの難易度としては低めなので、ラングラーのトランクに使いにくさを感じている方には是非チャレンジして頂きたいですね。
トランクに棚を設置したことで使い勝手が大幅にアップ、私自身非常に満足しています。
ああ、キャンプ行きてえ。
『じーあーるえす184』管理人様の温かい対応に感謝
最後になりますが、今回ご紹介したラングラーのトランクに棚を設置するアイデアと設計はブログサイト『じーあーるえす184』様の記事を丸パクリおおいに参考にさせて頂きました。
管理人様に「記事を参考に棚を作りその過程を私のブログに掲載してもよろしいでしょうか?」とメッセージを送ったところ、「全然大丈夫ですよ、同じラングラー乗りとしてよろしくです」との回答。
アイデアを参考にさせて頂くことに対して快諾頂き、更には「ラングラー乗り同士よろしく」と、ラングラー乗りっぽいおおらかさを文面から感じました。
『じーあーるえす184』様はJLラングラー記事がかなり充実しているので気になる方は是非。