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宅地建物取引士を独学で合格!勉強法と勉強時間と
少し古い話になりますがね、自慢させて下さい。
2015年のこと、国家資格である「宅地建物取引士」試験に独学で合格しました。
これは不動産関係の国家資格で、名前くらいは聞いたことのある方も多いのではないでしょうか。
省略して「宅建(たっけん)」と呼ぶ場合も多いですね。
合格自慢と備忘録も兼ねて、宅地建物取引士試験について記事にしてみます。
- なぜ宅地建物取引士試験を受験したのか
- 試験合格に向けてどのような勉強したのか
今記事では上記2点について紹介しています。
合格を目指している方の励みになれば幸いです。
※以降、「宅地建物取引士」を「宅建」と省略して書いていきます。
宅地建物取引士を受験した理由は「自慢できそう」だから
宅建の受験理由はまじでしょうもないです。
「合格すれば人に自慢できそうだから」、以上です。
仕事で必要とか転職のためとかでは全くありません。
強いて言えば、当時はまだ漠然としていましたが「マイホームを建てたい」という思いがあり、不動産のプロにナメられないよう多少なりとも勉強しようと考えたことも受験理由の一つですね。
受験しなくても勉強はできますが、何か明確な目標がなければなかなか勉強にも身が入りません。
「宅地建物取引士試験合格」という明確な目標を設定したのです。
ただまあ、しつこいようですが最大の受験理由は「合格すれば人に自慢できそうだから」です。
まじめな話をすると、就職や転職で有利にもなりそうですね。
⇒【宅建Jobエージェント】宅建は「受験資格なし」、必要なのはやる気だけ
宅建の試験についてはざっくりと以下の通り。
- 受験資格:なし
- 試験日:10月の第3日曜日(年に1回)
- 試験内容:全50問(4肢択一筆記試験)
- 合格点:毎年異なる
- 合格率:約15%
注目すべきは、「受験資格:なし」。
要するに誰でも受験できる資格試験であり、自分の気持ち一つで受験は可能なのです。
合格点は毎年変動しますが、おおむね35点前後となる場合が多く、合格率が15%くらいになるように合格点を調整しているみたいですね。
ちなみに私が受験・合格した2015年(平成27年)は合格点31点、私の点数は33点でした。
ギリギリセーフ。
試験科目は民法・宅建業法・法令上の制限・税・その他の4科目
まず宅建の試験は全50問、その内訳は以下の通りです。
- 民法:14問
- 宅建業法:20問
- 法令上の制限:8問
- 税・その他:8問
全4科目、科目ごとに問題数も決まっています。
私が各科目に感じた印象と、重要度についてさらりとご紹介します。
民法:超激ムズ受験者の敵
いきなりやる気をそぐようで申し訳ありませんが、「民法」は激ムズ。
民法は全問不正解でも何ら恥ずべきことはないレベルの難しさです。
言葉の言い回しが難しい・見慣れない言葉、法律の勉強経験がない人にとってはかなり苦戦することでしょう。
とはいえ、さすがに全問落とすと合格点到達が危うい。
けどまあ、所詮4択ですからね。
過去問を解きまくれば、何となく「この選択肢はあり得ねえな」みたいのがわかるようにはなってきます。
完全に答えがわからなくても、勉強していけば多少なりとも選択肢を絞れるようにはなれるはずです。
民法は運の力も必須です。
宅建業法:宅建試験の稼ぎどころ
はい、宅建合格において最も重要な科目が「宅建業法」。
宅建業法がこの試験の肝です。
「宅建業法は全問正解を目指せ」が宅建受験者の合言葉、ここでたっぷり点数を稼ぎましょう。
宅建業法は完全に暗記科目、暗記すれば必ず満点取れます。
勉強すれば確実に点数の取れる科目なのでここだけはしつこいくらいに勉強しましょう。
覚えるべき内容も比較的覚えやすい部類なので、民法や税金系にくらべるとかなり勉強しやすいです。
法令上の制限:過去問で問題傾向をつかむべし
「法令上の制限」は、問題ごとに難易度に幅がある印象ですね。
過去問をひたすらやって、出やすい問題を把握しておくことが大切。
農地法なんかは割と定番な感じなので、必ず覚えておくべきです。
過去問を解いていけば気づきますが、出題傾向の比較的読める科目。
基本的には暗記科目なので覚えれば絶対に点数は取れます。
税・その他:アレルギーさえなければ稼ぎどころ
「税アレルギー」とでも言いましょうか、「税」という文字があるだけで難しく感じてしまいとっつきにくい科目でしたね。
ただですね、この税科目も実は出題傾向の読みやすい科目であり、得点しやすい科目ではあります。
隔年で出る問題もありますので、そういった問題は確実に取りたいところ。
独学合格に必要な勉強時間は180時間
宅建の独学合格に必要な時間は一体どのくらいなのか。
勉強期間はおよそ半年間、一日1時間勉強していたとして座学で180時間くらいでしょうか。
座学の他、後に紹介する「音読&リスニング」も空き時間に行っていました。
もちろん勉強時間がすべてではありませんが、やらないよりはやった方が合格へ近づくのは間違いないでしょう。
暗記科目はマラソンのようなものです。
マラソンはフライングしてはいけませんが、勉強にフライングなんてありません。
どんなに不格好な走り方(勉強方法)だろうと、走っていれば必ずゴールに辿りつくのです。
独学合格に必要な勉強方法は過去問とリスニング
私は最終学歴「高卒」の低学歴なサラリーマン。
不動産とは全く無関係な仕事をしながら、空いた時間に勉強していました。
そんな私でも独学で合格することができたのです、諦めずにやってみましょう。
で、そんな私が行っていた勉強法は主に2つ。
- 過去問解きまくる
- 音読&リスニング
座学は当たり前として、「リスニング」勉強法も中々にオススメしたい学習方法です。
過去問を解きまくることで見えてくる傾向
座学の中心は過去問。
宅建はある程度出題傾向がありますので、過去問を解きまくることが合格への近道です。
[過去問→わからない部分をテキストで調べる]。
これが基本パターンで、テキストだけをひたすら覚えるのはかなり非効率です。
なぜかと言えば、宅建試験の全範囲を網羅しているテキストだけ読んでも、どこがポイントだかさっぱりわからないからなのです。
テキスト書いてある内容の内、半分以上は試験に全く出てきません。
そんな場所をクソ真面目にコツコツ学習してもそれはかなり非効率、過去問を解いてこそ試験のポイントが把握できて、そしてテキストが生きてきます。
ちなみに過去問は10年を10周は解きましょう、私もそれくらいはやりました。
単純に回数の問題ではありませんが、「宅建試験における問題の傾向を掴む」というのが過去問を解きまくる理由のひとつ。
あとはまあ、解きまくったことで自信にもなりますよね。
なのでね、過去問の本を購入する場合は、最低でも過去10年分の問題と解答が掲載されているものがよいでしょう。
ちなみに使用テキストと過去問はメーカーを揃えても揃えなくてもどっちでもOKですが、私は一応揃えました。
音読&リスニングは暗記に効果抜群
過去問を解くなど、ノートに書くという基本的な学習ももちろんしていました。
それに加え、隙間時間に行っていた「音読&リスニング」は非常に効果的でした。
「音読&リスニング」勉強法とは、自分の声を録音してそれをひたすら聞き流す勉強法。
byたつログ
録音中の滑稽さや、自分の声を聞く恥ずかしさもあるが脳への定着は抜群である。
- 声に出して読む
- 耳で聞く
録音するために原稿を書き出してそれを声に出して読む、移動中やちょっとした隙間時間に録音したものを聞き流す。
たったこれだけなのに、脳への定着が抜群に良い。
最初のうちは自分の声を聞く気恥ずかしさも感じますが、不思議なもんで3日もやっていれば自分の声に慣れてきて気恥ずかしさなんてどこへやらです。
突然ですけどね、好きな曲の歌詞っていつの間にかを覚えていません?
机に向かって特に必死に覚えようとしなくても、たくさん聴いて口づさんでたまに歌詞カードを見ているうちに自然と覚えてきませんか?
「音読&リスニング」が覚えやすいのも、その原理ではないかと勝手に提唱しています。
聴いて声に出す、目で見てノートに書くだけじゃもったいない。
五感をフルに使い倒してやりましょう。
まとめ:宅建は所詮4択50問、やればできる!
さ、ざっとですが宅建について私見も交えて紹介してみました。
要点をざっくりまとめると下記の通り。
- 誰でも受験できる
- 国家資格
- 4択50問
- ひたすら過去問解こう
- 録音して隙間時間に聞き流せ
「宅地建物取引士」、名前だけ聞けばとんでもなく高貴な資格に聞こえます。
しかしネームバリューにビビる必要は全くなく、誰でも受験できる試験で4択問題が50問あるだけなのです。
合格目指して頑張りましょう。
試験に合格して何か環境が変わったことはありませんが、少しだけ自分に自信がつきます。
きっとこの先の人生に何らかの影響を与えてくれると信じています。
通信講座や講習会への参加は正攻法
ただまあ独学にどうしても自信のない方、受験に失敗が許されない方はプロの力を借りるのは間違いなく正攻法でしょう。
独学で合格するのが偉いなんてことは一切なく、どんな学習法であれ合格することが重要です。
宅建は色々なところで講習やセミナーが開催されていて、居住地域の近くで開催があれば参加してみるのも良いですね。
オンラインのWEB受講なんかもあり、居住地域に囚われない講習会もあったりします。
それから通信講座ならユーキャンの宅地建物取引士(宅建士)講座 が定番ですかね。