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【モンベルダウンハガー800#3】定番寝袋で快適なファミキャンへ
私の趣味のひとつであるキャンプ。
今回私は思い切ってシュラフを新調。
元々使っていた化繊シュラフは、キャンプデビュー時に予算の都合で購入した特にこだわりのない化繊シュラフ。
暖かさはまあまですが、収納したときのサイズが大きくてパッキングのときに邪魔だったんですよね。
そこで白羽の矢を立てたのがお高いけどコンパクトなダウンシュラフ。
昨年のキャンプオフシーズンから半年近く悩んでようやく購入に踏み切りました。
いやあ、高かった。
ということでね、今回は新調したダウンシュラフ「モンベル ダウンハガー800#3」のご紹介です。
- ダウンシュラフ(ダウンハガー)購入の理由
- ダウンシュラフ(ダウンハガー)の良い点・悪い点
- ダウンハガーの特徴
今記事では主に上記3点について紹介しています。
キャンプは楽しい反面なにがキツイって道具に金がかかるのと何にしても種類が多すぎて選ぶのが大変。
欲しかったファミキャン用シュラフの条件は3つ
今回シュラフを検討するにあたり、外せない条件は3つ。
- 3シーズン対応
- コンパクト
- 連結可能
シーズンに合わせて何種類もシュラフを購入するのは予算的に無理、仮に予算があったとしても保管スペース的に無理。
我が家は冬期間に一切キャンプをしないので、残る春夏秋の3シーズンに使えるシュラフがあれば理想的です。
我が家は基本ファミキャン。
荷物も多くなりがちなのでコンパクトさ、小さい子供がいるので2つのシュラフを連結して使えるタイプが条件でした。
子供用のシュラフを購入するっていう作戦ももちろんありですが、大人用2つを連結してそれで済むなら安上がりじゃないですか。
いつまでキャンプについてきてくれるかわからないしね・・・、子供と一緒にキャンプできない未来を想像してちょっとナイーブ。
定番シュラフ「モンベルダウンハガー800#3」を購入
さ、先ほど紹介したシュラフの条件を満たしたものを難なく発見。
ずばり、モンベルのダウンハガー800#3。
コンフォート温度が4℃で3シーズン用。
コンフォート温度が1℃のダウンハガー#2と迷ったんですけどね、色々考えて#3の方にしました。
「コンフォート温度」というのは、寒さに弱い(方が多い)女性が快適に眠れる温度のこと。
「なんじゃその主観的で個人差ありまくりの指標は」って感じなんですけどね。
「寒さ」は個人差のある体感ですから相対的な指標を表記するのも難しいところでしょう。
モンベルのダウンハガーは超定番ダウンシュラフ
モンベルのダウンハガーはダウンシュラフの定番中の定番。
モンベルさん、実はシュラフにおいてめちゃくちゃ老舗。
シュラフ選びの候補には間違いなく入れておきたいメーカーのひとつでしょう。
モンベルは家から30分以内の距離に店舗もあるし、店員さんの雰囲気も好きなのでアフターサービスも心配ナッシング。
ちなみに購入したのは私の分と妻の分と2つ。
結構な出費ですけどね、長く使うので問題ないでしょう。
それから性能とは関係ありませんが、モンベルのシュラフは全体的に色が派手。
現行のシームレスはやめてあえての旧式ダウンハガー
2021年6月現在、モンベルの最新ダウンシュラフは「シームレスダウンハガー」。
今回あえてその最新式ではなく旧式のダウンハガーを購入しました。
理由は主に3つ。
- 初代シームレスシュラフなのでまだ技術が熟していないのでは?
- 防寒性能が同じなら旧式の方が価格が安い
- 旧式の方が伸縮率が高く寝心地が良さそう
①の理由について、モンベルさんに相当失礼とは思いますがやはり出たばかりの技術には不安が残ります。
もう少し熟成させてからの購入が安心かなと感じた次第です。
②の理由について、旧式の方はそもそも定価でシームレスより安価。
アウトレット価格でさらに安価で販売されている場合もあり、旧式が欲しいなら狙い目な時期かもしれません。
③の「伸縮性」については後に紹介します。
シュラフが3シーズン使えるかは地域と他のアイテムによる
ダウンハガー#3は3シーズン用なんて巷で言われていますが、ぶっちゃけこれは何とも言えないところ。
シュラフを使う地域、シュラフ以外の寝具性能に大きく左右されます。
私は北海道在住、当然ながら北海道でキャンプをしますが「ダウンハガー#3さえあれば3シーズン楽勝!」とは確実になりません。
春や秋は暖かさがもの足りないことは目に見えていて、シュラフ以外の装備が重要なのです。
例えばシュラフの下は何か?という点は実に重要。
地面からの冷気をシャットアウトできる高機能なマットを使うのか、しょぼいペラペラなマットを使うか。
他にはインナーシュラフやインナーシーツは使うのか?シュラフカバーは使うのか?
この辺の装備条件によって随分と変わってきます。
寝具アイテムの中でも比較的安価なのがインナーシュラフ・シーツ、これらの有無で暖かさが随分変わるので持っておいて損はないかと。
後に書きますがダウンシュラフは肌触りが最悪、そういった意味でもインナーシュラフ・インナーシーツはダウンシュラフとセットで揃えるべきアイテムですね。
ちなみに我が家はコンパクトさと価格の安さに惹かれてネイチャーハイクのインナーシーツを愛用中。
ダウンシュラフは化繊シュラフに比べコンパクト
今回購入したダウンハガーは名前の通りダウンシュラフ。
基本的にシュラフは「化繊」か「ダウン」のどちらかになりますが、コンパクトさで言うとダウンの圧勝。
まじでビックリするほどコンパクト。
例えば今回購入したダウンハガー#3はコンフォート温度4℃。
我が家の先代シュラフは化繊、快適に使用できる温度は5℃でダウンハガー#3と1℃しか違いませんがサイズの違いは歴然。
余裕で2倍以上サイズが違います。
基本的にマイカーでキャンプへ行くスタイルでコンパクトさが重要か?と思うでしょう。
それはまあそんなんですけどね、例えば車とサイトが離れているキャンプ場なんかだと化繊シュラフのサイズが鬱陶しくなるんですよ。
1往復の運搬が増えるか減るかは大きな違いなのです。
それとまあ機能的な理由付けはさておき、「荷物がコンパクト」なことが好きなんですよね。
キャンプ場でのダウンシュラフ収納は力づくで詰め込むだけ
ダウンシュラフでもう一つ見逃せない大きな特徴がその収納方法。
化繊シュラフだと、折りたたんでクルクル巻いて収納するのが基本でしょう。
しかしですね、ダウンシュラフはそんなことする必要はありません。
収納袋に力づくで詰め込むだけ。
力づくは言い過ぎかもですが、何も考えずに袋に詰めていけばそれで終わり。
チャックを全閉めして、足元の方からグイグイ突っ込んでいけば収納完了なのです。
いやあ、これはまじでラク。
保管のときは全然コンパクトじゃないのがダウンシュラフのデメリット
ダウンシュラフ、キャンプへ行くときは化繊シュラフの1/2以下の体積になって運搬性抜群。
ただですね、家で保管しておくときは全然コンパクトではありません。
常にコンパクトに収納しておくとダウンがヘタってしまいます。
そのため、自宅で保管するときはストレージバックと呼ばれるやや大きめな袋に収納するのがダウンシュラフの鉄則。
下の写真をご覧ください。
運搬時の収納袋と比較すると5倍近く体積UP。
保管のときはストレージバックへ、キャンプのときは運搬用のコンパクトな袋に入れ替えるというクソ面倒な作業はダウンシュラフのデメリットのひとつでしょう。
ダウンシュラフは大切に使えば10年以上は余裕で使える代物、面倒がらず手間暇かけて長く使ってやりますよ。
覚悟しとけよダウンハガー。
ちなみにモンベルでダウンシュラフを購入するとストレージバックは標準装備。
ダウンシュラフの肌触りは悪い意味でレベチ
ダウンシュラフが化繊シュラフに劣る部分の代表格が肌触りの悪さ。
ナイロンのペタペタピトピトしたあの感触は実に不快、素肌とナイロンの相性はマジで最悪です。
乾燥していれば気になりませんが、汗ばんだときは不快指数爆上がりです。
例え寒くなかろうと快適な温度だろうと、肌ストレスで快適な睡眠には程遠い一夜を過ごすことでしょう。
そこでオススメしたいのがインナーシュラフやインナーシーツ。
これ、要はシュラフの中に入れる薄手の布。
これ一枚あるだけで実に快適、肌に触れる部分がナイロンから布に代わるだけでこうも快適度が変わるのかと感動を覚えます。
更に言えば、どんなに薄手のインナーであろうと一枚あるだけで暖かさがまるで違います。
先ほど「3シーズン使えるかは装備による」と書きましたが、このインナーがあるだけでグッと3シーズン対応に近づくでしょう。
マットやコットと比べインナーは安価ですので、暖かさ対策としても手を出しやすいアイテムですね。
ちなみに我が家はコンパクトさと価格の安さに惹かれてネイチャーハイクのインナーシーツを愛用中。
薄くてサラサラ、洗濯してもあっという間に乾きます。
チャックもないのでシュラフを痛める心配は皆無。
マミータイプで袋状になっていて、マミーシュラフとの相性も抜群です。
ダウンシュラフを購入するならば、インナーも併せて購入することを強くオススメします。
快適な睡眠をあなたに。
マミータイプだけど連結可能なダウンシュラフ
ファミキャン勢、特に小さな子連れキャンパーには気になるシュラフ連結の可否。
モンベルダウンハガーはマミータイプでありながら「連結可」という優れものです。
ただ連結には条件があって、「ZIP」の向きがLタイプ・Rタイプの場合のみ連結可能で、Rタイプ同士やLタイプ同士だと連結はできません。
シュラフ連結が購入の絶対条件であれば、購入時に「ZIP」のタイプは要確認。
「L/zip」「R/zip」を購入するのが絶対条件です。
シュラフに仰向けで寝たときに、ZIPが右側にあるのがRタイプで左側にあるのがLタイプ。
右利きの方はRタイプの方が使いやすいというのが巷の評判。
私は今回連結のため右利きながらLタイプを購入(妻用がRタイプ)しましたが、使いづらさは微塵も感じません。
シュラフに入った状態でも、左側にあるZIPを右手で操作する空間的余裕はあるので全く気になりません。
操作するにしてもZIPの性能が良くて、ナイロンに噛むことも少ないし動きもものすごくスムーズ。
シュラフ内側にもZIPのつまみがあるので手元が暗くても安心です。
2つのシュラフのZIPを全開にして、互いのZIPを合わせて閉じるとシュラフ2つ分の大きなマミーの出来上がり。
マミータイプを連結して、親子川の字になって寝るのはいいですよ。
子供がくっついて寝てくれる時期なんて一生の内でごくわずか、そんな希少な時間を逃してはいけません。
くっついて寝ると温かいしね。
シュラフを掛け布団のように連結するのもアリ
2つのシュラフを連結して大きなマミーシュラフを作るのももちろんアリですが、掛布団のように連結するのもアリ。
むしろ夏は掛布団タイプの方が需要アリですね。
ZIPを2つとも閉じれば、先ほど紹介したような大きなマミーシュラフ。
ZIPを1つだけ閉じれば、袋状にならず掛布団のように1枚の大きなダウンシュラフとなるのです。
寒い季節は別として、ハイシーズンは親子で掛布団で寝るのも快適なダウンハガーの使い方でしょう。
地味にありがたいダブルZIP仕様
ダウンハガーのZIPはダブルZIP。
これは地味だけど実にありがたい仕様です。
主に夏場、「お腹は温めたいけど足はアツい!」なんてときは足元だけZIPをオープン。
私は暑がりなので足を出して寝られるのは快適な睡眠に欠かせませんね。
ダウンハガーの伸縮性は思った程でもない
ダウンハガーはダウンシュラフの中でも伸縮性がダントツ!、らしいです。
モンベルさんのHPを見ると、135%も伸縮するんだとか。
体感的に135%かはよくわかりませんがこの伸縮性はかなり優れているようですね。
正直な話、今回購入したダウンハガー以外のダウンシュラフを使ったことがないので比較対象がありません。
なので今記事では「ようです」「らしいです」と言った曖昧な表現になっています。
ゴムのように伸びることはないし、かといってカチカチに全く伸びないことはありません。
これが135%の伸縮性なのでしょう。
ぶっちゃけ、ダウンハガーの伸縮性がめちゃくちゃ快適!とは現段階で言えないのが正直な感想です。
私は身長168cmの体重55kgと小柄な体形ですが、ダウンハガーの中であぐらを掻くのはギリギリ可。
伸縮性はそんな程度で、期待していたほどの伸びは感じられませんでしたね。
伸縮性に対しては期待が大きかっただけに、少し残念。
ただまあ、先にも書いた通り「ダウンハガー以外のダウンシュラフを使ったことがない」人間の意見です。
相対的な評価ではありませんので、その辺は参考程度にしてやってください。
まとめ:ファミキャン勢こそダウンシュラフ
モンベルのダウンハガー800#3について紹介してみました。
正直お高くて購入も随分迷いましたが、買って良かった後悔は全くなし。
むしろもっと早く買えば良かったなーというのが私を含め家族の感想です。
特にコンパクトさと収納の楽さについては、化繊シュラフが絶対に勝てないダウンシュラフの大きな特徴。
これは荷物多めになりがちファミキャン勢には重要な要素でしょう。
連結もできるので、小さい子供がいるファミキャンでも安心です。
ちょっとお高いですけどね、コンパクトで運搬楽々。
収納方法も感t何で撤収楽々。
こりゃあ、ダウンシュラフ買うっきゃないでしょ。
ただし肌触りは最悪なのでね、インナーシーツも忘れずに是非。