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歯ぎしりは完治する?原因と治療法とマウスピース【体験談】
睡眠時の悩みと言えば「いびき・寝相・歯ぎしり」が定番でしょうか。
私は10代の頃から「歯ぎしり」が酷く、現在も治っていません。
睡眠中ということもあり、自分ではなかなか気づけないのが厄介ですよね。
幸い、妻も子供も私の歯ぎしりで睡眠を妨げられることはないそうですが、できることなら治したい。
少しでも改善したいもんです。
でね、歯ぎしりを治したくてネットで調べまくった時期がありました。
ということでね、今回は歯ぎしりについての記事になります。
- 歯ぎしりの原因
- 歯ぎしりによる悪影響
- 歯ぎしりについての持論
今記事では主に上記3点について紹介しています。
ご自身はもちろんのこと、ご家族の歯ぎしりに悩んでいる方の参考になれば幸いです。
あらかじめ言っておきますが、今日現在も「歯ぎしり」は完全解消していません。
歯ぎしり=ブラキシズム
ブラキシズムは弄舌癖や咬唇癖のような無意識、無目的に行われる異常習癖と同様のものであり、動作が行われる際には咀嚼筋群の異常緊張[1]と、それに伴う歯および歯周組織への炎症性破壊、更に顎関節への異常な負荷がかかることにより関節円板の転位などが生じる場合もある。歯周組織の破壊により、歯軋りする人の6割以上が歯周病を併発していると言われる。ブラキシズムは誰にでも起こる。問題なのは頻度、強さ、持続時間である。知覚過敏、WSD[2]、齲触、歯周病[3]、顎関節症[1]の発症原因と成り得る
引用元:Wikipedia
歯ぎしりのことを「ブラキシズム」とも呼ぶそうですが、今記事では「歯ぎしり」と表記します。
引用文を読んでも解るように、周囲に迷惑なだけでなく自身の健康問題にも関わります。
積極的に改善に向けて努力して見ましょう。
歯ぎしりの6割はグラインディングタイプ
歯ぎしりには3種類あります。
私の場合は「グラインディング」タイプ。
歯ぎしりのおよそ6割以上はグラインディングタイプ。
私の歯ぎしりは最もオーソドックスなタイプと言えるでしょう。
- グラインディング(上下の歯をすり合わせるタイプ:ギリギリ音)
- クレンチング(上下の歯を噛みしめる:無音が多い)
- タッピング(上下の歯を合わせる:カチカチ音)
今回の記事では、私のタイプである「グラインディング」について話を進めていきます。
「クレンチング」「タッピング」については、今後一切登場しませんので、悪しからず。
歯ぎしりの原因主に5つ(結局のところ原因不明)
歯ぎしりの原因についてはいくつか挙げられています。
が、これだ!という原因は明らかになっていないそうです。
当然個人差もあるでしょうしね。
世間一般に言われている原因はこの5つ。
- ストレスの解消
- 歯ぎしりをしやすい噛み合わせ
- 普段からスポーツなどで噛みしめるクセがある
- 睡眠が浅い
- 逆流性食道炎を患っている
歯医者の先生、学者さん、研究者さん
原因の解明と、歯ぎしりの根本的な治療法の確立をよろしくお願いします!
歯ぎしり原因①定番のストレス
ストレス。
歯ぎしりの原因としては最も有名どころでしょう。
日中に溜めたストレスを、歯を食いしばることで睡眠中に解消しているというのが定説のようです。
消去法になりますが、私の歯ぎしりもこれが原因なのかなと思っています。
ただですね、普通に生きていてストレスを溜めない方が難しい。
どうしたらいいんじゃい!って感じです。
ま、とりあえずコーヒーでも飲みながら映画でも観てリラックスして過ごしましょうか。
歯ぎしり原因②歯ぎしりをしやすい噛み合わせ
噛み合わせが悪いとそれがストレスになり歯ぎしりをしてしまうという説(結局ストレスかい)。
また、噛み合わせを治そうと本能で歯ぎしりをしてしまうという説。
いずれにしても、噛み合わせが悪いことは歯ぎしりの原因になるようです。
私は過去に歯ぎしりを歯科医に相談したことがありました。
「歯並びキレイだねー♪」とめちゃめちゃ褒められたことがあったので、噛み合わせは問題ないかなと推察しています。
歯ぎしり原因③普段からスポーツなどで歯を噛みしめるクセがある
日常的に噛みしめるクセのある方は睡眠中も噛みしめてしまい歯ぎしりしてしまうことがあるようです。
- スポーツ
- 筋トレ
- 肉体労働
重い物を運んだり力を込めるときは歯を食いしばってしまいますからね。
あの食いしばりで、歯には100kg以上の力が加わっているとの事、ものすごい力ですね。
プロスポーツ選手なんかは、瞬間的には1t近くの力が奥歯にかかるそうですよ。
プロ野球界のレジェンド:王貞治さんは、現役時代の後遺症で奥歯がボロボロっていうのは有名な話ですよね。
私は普段スポーツをしませんが、集中しているときに歯を食いしばっていることががあります。
歯医者さんで注意を受けてから気をつけてはいるものの、長年染みついたクセは中々治りません。
何か食べるとき以外は、上下の歯がくっつかないのが理想的なんだそうです。
歯ぎしり原因④睡眠が浅い
睡眠が浅い場合に、歯ぎしりをすることがあるようです。
寝て間もなくと起きそうな時間帯に歯ぎしりが酷くなるみたいです。
同じ理由で、睡眠前にアルコールを摂取すると睡眠が浅くなるため、歯ぎしりしやすいみたいですよ。
私の場合、寝て間もなく・寝てしばらく・起きそうな時間帯、睡眠の時期に関係なく歯ぎしりしてるみたいです。
睡眠の深さは果たして関係あるのだろうかと思っています。
歯ぎしり原因⑤逆流性食道炎を患っている
逆流性食道炎の詳しい解説は割愛します。
逆流性食道炎になると胃酸が逆流することで口の中が酸性に傾きます。
それを中和しようと体は唾液を出そうとして歯ぎしりをしてしまうようです。
まずは逆流性食道炎を治療しましょう!
私の場合は逆流性食道炎ではないので、私の場合はこれが歯ぎしりの原因ではありません。
歯ぎしりが原因で歯周病・顎関節症になるかもしれない
当然ながら、歯ぎしりには悪影響もあります。
「騒音による周囲への迷惑」という項目のは除外させてもらいます。
- 歯周病になる、悪化する
- 顎関節症になる
- 歯がすり減る、痛む
歯ぎしりの悪影響①歯周病になる、悪化する
歯ぎしりをするということは、歯はもちろんのこと歯茎にも強い力が加わります。
すると歯と歯茎の隙間が広がり、歯周病菌が繁殖しやすくなるようです。
歯茎が下がるという現象です。
私も歯茎が下がっている場所があるため、歯周病予防のため日ごろから歯磨きとデンタルフロスは頑張って続けています。
一度下がった歯茎は元には戻らないそうで。
デンタルフロスは価格と使いやすさのバランスからGUM(ガム)がオススメです。
歯周病になるメリットなんて皆無。
その原因となる歯ぎしりも何とかしたいものです。
歯ぎしりの悪影響②顎関節症の原因になる
顎を開けるときに音が鳴ったり、大きく口開けられなくなるアレです。
歯ぎしりによって、顎の筋肉が疲弊してしまい、結果として顎関節症になることがあるようです。
必ずなるということではなく、「なりやすい」ということです。
私は今のところ顎関節症にはなっていませんが、歯ぎしりは顎への負担がハンパじゃない。
歯ぎしりの悪影響③歯がすり減る、痛む
物理的に考えて当たり前ですよね。
ものすごい力で歯を擦り付け合うので、当然歯の表面はすり減ってきます。
歯の表面にあるエナメル質という層が削られるとどうなるか。
冷たさに敏感なる・虫歯になりやすくなるようで、何もいいことはありません。
虫歯治療の詰め物がとれてしまうこともあるようですね。
私も歯医者さんに歯がすり減っていると指摘されました。
冷たいものがしみる・虫歯になるということは今のところありませんが、今後が心配。
歯ぎしりを治す=原因を取り除く=ストレスフリー
歯ぎしりを解決するには、原因を取り除くことが重要。
いや、そんなことはわかっているんです。
だけど、何が根本原因なのかわからないのです。
- 歯医者さんに聞く
- ネットで調べる
この辺のことは私もたくさんやりました。
だいたいの場合、「ストレスが原因」「ストレスを減らすように」とか書いてあります。
ストレスを減らす・解消するなんてことは普通に暮らしていればほぼ不可能に近い。
そんなこと言われてもって話です。
- 歯並びを治す(矯正)
- 睡眠前のアルコールをやめる
- 逆流性食道炎を治す
とりあえずできそうなこの3つはやってみるとして、それでもだめなら歯科医学の進歩を待ちましょう。
歯ぎしりはマウスピース(ナイトガード)で対症療法
マウスピース(ナイトガード)の装着。
これは歯ぎしりの低減に効果的です。
マウスピースは私も装着していますが、非常に効果的なのでケチらずに是非作って頂きたい。
- 歯ぎしり音が小さくなる
- 歯がすり減らなくなる
市販品もありますが、自分の口に合わないのは結構ストレス。
歯科医院で自分の歯型に合わせたオーダーメイド品がオススメです。
保険適用外ですが、たしか¥5,000円程度で作れたはず。
一度市販品で効果を確かめるってのもアリだと思います。
マウスピースに何度か穴が空いたことがあり、歯ぎしりの力の物凄さを改めて実感することもありました。
マウスピースを作った歯医者さんで調整や修理をしてくれると思うので、一度作れば長く使えます。
私はマウスピース歴4年目ですが、修理や調整をしながら(無料)問題なく使えていますよ。
ただしマウスピースは根本的な治療にはなりません。
しかしながら、歯ぎしりの悪影響・負担を和らげる意味ではマウスピースが唯一効果的な手段でしょう。
歯ぎしり歴10年超えの私の持論:歯ぎしりは治らない!
10年以上歯ぎしりに悩んできましたが、最近諦めました。
歯ぎしり、きっと治りません。
今まで生きてきて、生活環境は刻々と変化してきました。
しかし歯ぎしりの様子は一向に変化がありません。
そう考えると、歯ぎしりの原因は生活習慣ではなく生まれ持った体質なのではないかと思います。
ストレス原因説ってのも違うのかなと思っています。
ものすごく充実してストレスなんかまるでないような日でも、相変わらず歯ぎしりです。
生活環境やストレスというのは原因のひとつではあると思います。
歯ぎしりの原因は不明であり個人差があるもの・生まれ持った体質であると私は結論付けました。
歯ぎしりについてあれこれ調べたり悩むのはやめ、上手に付き合っていく方が賢明なのかもしれません。
まとめ:歯ぎしりは治らない、上手に付き合おう
歯ぎしりは治らない!生まれ持った体質だ!
元も子もないですけどね。
自分の体験談として歯ぎしりを完治させるのは無理なんじゃないかなと思っています。
「ストレスを減らす・なくす」っていうのが歯ぎしり療法の一般的な見解みたいですが、無理じゃね?って感じです。
歯ぎしりに悩む人も多いと思うんですけどね、宿命だと思って付き合っていきたいと思います。
私はそんな結論にたどり着きました。
最後に、マウスピース(ナイトガード)は断然オススメ。
騒音が小さくなるのと、歯がすり減らなくなるのは非常に重要です。
歯は一度減るともう元に戻らないですからね。
マウスピースは治療法ではなく、あくまで対症療法です。
マウスピースを装着したからと言って、徐々に歯ぎしりが解消に向かっていくというものではありません。
今の医学では「歯ぎしりの完治」は難しいのかなと思います。
今後の歯ぎしり研究(そんなものあるのか?)に期待ですね。