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【失敗しないマイホーム】設計段階で盛り込むべきポイント7選【注文住宅】
マイホーム新築・リフォームを検討中の方、要チェックの記事ですよ。
私は昨年マイホームを購入し、住み始めて早1年が経ちました。
「あーでもない、こーでもない」、何度も何度も打ち合わせを重ねた甲斐もありそれなりに満足のいくマイホームとなりました。
ということで、今回は実際に注文住宅を建てて感じた設計段階における重要ポイントを7点ご紹介します。
- 家が完成してからでは遅いこと
- 設計段階で盛り込んでおいた方が良いこと
- 設計段階で考えておいた方がよいこと
今記事では主に上記3点について紹介しています。
今後新築やリフォーム・引っ越しを検討されている方の参考になれば幸いです。
ま、不満点もありますがね。
間取りや設計を考える上で採寸やシミュレーションも超重要、 採寸・測量については下記記事参照。
マイホーム重要ポイント1.窓の位置・サイズ・色
「窓」は間取りにおいて超重要ポイント。
窓は家が完成した後では確実に修正できないですからね。
北海道在住の私、冬の日当たりは暖房費削減と快適な生活に多大なる影響を与えます。
我が家はリビングの南側と西側に巨大な窓を設置、冬でも晴れた日の日中は暖房が不要な日があるほど日当たりバッチリです。
夏暑いじゃん!ってツッコミもあろうかと思いますが、夏は何したって暑いんで気にしません。
北国の窓配置は間違いなく冬中心に設計するべきで、光熱費を考えても夏より冬がマジで大事。
それから浴室(風呂場)の窓もかなりオススメ、明るさと換気の面からも是非設置したいところです。
窓の注意点は移動できないこと
窓の設置個所には注意点も。
窓が邪魔で家具が置けない・・・
「何となく」で窓を設置して、後々窓が邪魔で家具の配置がビシっと決まらないのはよくあるお話みたいです。
採光や換気を考えて窓は欲しいけど、設計段階で配置する家具が決まっていない場合は要注意。
そんなときは、絶対に家具で隠れないであろう高所に窓を設置するなど、何かしら工夫が必要です。
我が家は脱衣所の家具配置が設計段階で定まっていなかったので、確実に家具を置かないであろう高所に窓を取り付けました。
採光や換気を考えると、たとえ高所でもつけて良かったと感じています。
好きな家具も配置できるし、明かりも入って言うことなし。
窓の色でカーテン代節約
続いて窓に関する設計で感が手置きたいのが窓の色、というよりは型ガラスにするかしないかですね。
型ガラスというのは要するに曇りガラスのことで、外の景色も見えなければ外から中も見えません。
外からはシルエットがわかる程度の視認性はあり、採光性は通常の窓とそこまで遜色なく充分。
明かりは欲しいけど、プライバシーは確保したい場所にピッタリなのが型ガラスなのです。
それと忘れてはならない型ガラスのメリットが、意外と費用を圧迫するカーテンとかブラインドが不要になることです。
キッチンや脱衣所は定番ですが、他の窓も立地や生活環境を考えて型ガラスの要否を検討しましょう。
マイホーム重要ポイント2.コンセントの位置・個数・デザイン
コンセント配置は結構こだわった部分なので、満足のいく設計となりました。
なんでそんなにこだわったかと言うと、「床に線が転がっているのはダサい」というこだわりから。
どんな場所であれ、景観をスッキリさせたいならばケーブル類はなるべく見えないようにすることが重要です。
そのためにまずやることは現状の把握で、「新居で使用する電化製品をすべて紙に書き起こす」ことをやってみましょう。
きっちり書き出すとコンセントの数や位置がはっきりしてきます。
コンセントの高さ
それから、コンセントの配置を考える上で意外と忘れがちなのが設置する「高さ」です。
通常、何も指定しなければ床から25~30cmの位置にコンセントは取付られます。
で、この床から25~30cm高さって家具・家電を置くと大概隠れるんですよね。
あえて家具等でコンセントを覆ってしまう計画ならばもちろん何の問題もありませんが、コンセントのせいで家具を置けない・家具があるからコンセントを使えないのはあまりよろしくない。
位置も去ることながら、高さも重要なのをお忘れなく。
基本コンセントはどこにでも設置可能
そもそもですが、技術的にはコンセントなんてどこにでも設置できます。
- 壁
- 床
- 天井
設置場場所は高さも含めよく吟味しましょう。
我が家もエアコン用コンセントは天井に、食卓用コンセントは近くに壁がないので床設置にしています。
壁から離れた場所であれば、床や天井も検討してみましょう。
コンセントのデザインにはこだわる
そしてコンセントって見た目ダサくないですか、白くてプラスチッキーなあれ。
今時は色や模様も色々あるので、壁紙や家の雰囲気に合わせてチョイスしましょう。
コンセントはかなり視界に入るので、デザイン一つで部屋の印象がガラリと変わります。
オススメはパナソニックのアドバンスシリーズ、シンプルでカッコいいですよ。
マイホーム重要ポイント3.壁に下地を入れる
続いてご紹介したいのが「下地」。
通常、壁紙の下は石膏ボードですが、この石膏ボードは全く強度がありません。
石膏ボードの役割は防火・耐火・遮音であり、家の強度的な要素には全く貢献していない素材なのです。
殴れば簡単に穴が空くし、細い針でも簡単に穴が空くような軟弱もの。
当然ながらそんな石膏ボードにネジやクギを打っても全然効かず、例えば壁に棚を取り付けようと屈強なネジを使ったとしてもまさに「のれんに腕押し」状態。
では、TVを壁かけにする・壁付けの棚を設置する場合などどうすればよいのか。
もちろん対策はあって、合板など強度のある下地素材を壁紙の下(石膏ボードの下)に入れてもらうことで解決します。
例えば我が家の場合だと、TV壁掛け・壁付け収納を設置する可能性のある場所には下地を入れてもらいました。
- エアコン取付箇所
- TV壁掛け箇所
- 将来的に壁付けの何かを設置する可能性のある場所
この辺は下地を入れておいた方が間違いなし。
「下地入れるかどうしようか」と迷ったら、とりあえず入れておくのがいいんじゃないですかね。
下地を入れるデメリットはない
下地を入れるデメリットをネットで調べると、「断熱材が減る」「コスト増」など見かけます。
設計士さんいわく、下地を入れることで断熱材が減ることはないとの事。
ものごっつい下地を入れるなら別でしょうが、一般住宅に必要な下地程度では全く影響はないそうです。
我が家と縁のあったハウスメーカーさんは「下地追加」は追加料金なし。
追加料金なしをいいことに、壁はもちろんのこと天井にも下地入れまくりです。
ま、この辺はハウスメーカーや工務店さんによるでしょうし、営業を通さず大工さんに直談判で無料で対応してくれる場合も多いみたいですね。
ハウスメーカーや工務店選びは大事⇒「マイホーム重要ポイント4.外構を考えた間取り
外構というのは、庭や駐車スペースなど家の外回りのこと。
- 庭
- ウッドデッキ
- 駐車場
- カーポート・車庫
- 家庭菜園
外構でやりたいことがあるならば、家の間取りもそれを見据えて考える必要があります。
車庫・カーポートは日当たりに注意
私の住む北海道ではマイカーは生活必需品。
で、そんなときに欲しくなるのが車庫とカーポート。
ただここで注意しなければいけないのは、設置するとことで悪い意味で日当たりに大きく影響する点。
我が家は日当たりを優先したこともあり、カーポート・車庫は設置しませんでした。
妻の絶対ゆずれないポイントとして「明るい玄関」があって、土地の広さや家の間取りを考えるとカーポート・車庫の設置があまり現実的ではなかったのが大きかったですね。
ウッドデッキと出窓
ウッドデッキを設置するのであれば、そこへ出入りする出窓もあるべきです。
我が家はウッドデッキ設置が夫婦揃っての楽しみだったので、家の設計もウッドデッキありきのものとなりました。
天気のいい日や夕涼み、ウッドデッキでゴロゴロするのは最高です。
散水栓の位置・設置数
散水栓の設置位置・個数も重要。
我が家は家庭菜園や水遊び用に庭に1つ、洗車などのため駐車場に1つ、計2つ散水栓を設置しました。
お金はかかりましたが、2つ設置して良かったと事あるごとに感じています。
散水栓はケチらずに必要な分だけ設置すべきでしょう。
結果不要なら使わなきゃいいだけです。
除雪・排雪問題は北国の宿命
これは雪国限定の検討事項ですが、除雪のことも考えなければなりません。
雪を置いておく堆積所の確保とそこへの動線、これは絶対に考えとくべきでしょう。
物理的に堆積所が厳しいのでれば、融雪機の設置も検討すべきでしょう。
「敷地内の雪は敷地内で処理」が基本、除雪・排雪はご近所トラブルにもなりかねませんからね。
マイホーム重要ポイント5.LANケーブル・TVアンテナ・電話線用ジャック
続いて重要なのがインフラ系の整理。
- LANケーブル
- TVアンテナ
- 電話線用ジャック
これらもコンセント同様、必要箇所に必要分準備しましょう。
同じくコンセントと同様、位置だけでなく高さも重要です。
コンセントの項目でも書きましたが、床に線が転がっているのはダサいので、ケーブル類はなるべく見えないようにすることが重要です。
特にLANケーブルは今や電話線よりも重要、いまやTV・TVゲームもネットにつなぐ時代です。
TV設置場所にはコンセント・アンテナ用ジャックを設置するでしょうから、そこにLAN用のジャックも準備しましょう。
結果使わなければ、使わなきゃいいだけです。
設計段階で盛り込んでおけば、ケーブル類は壁の中を通って家中どこでも行き来できます。
当然、人目に全くつかないので見た目もバッチリ。
家が完成後、素人が壁の中に線を通すのはたぶん無理。
- TV設置場所
- パソコン設置場所
- 子供部屋
- 書斎
- 寝室
各部屋に1か所ずつあったって全然OK、見た目もコンセントと同じなので、悪目立ちするようなこともありません。
マイホーム重要ポイント6.浴室乾燥機と浴室の窓
風呂場、一日の疲れを癒す重要なポイントですね。
そんな風呂場にオススメしたい設備が浴室乾燥機。
この浴室乾燥機、有料オプションだとしてもケチらず絶対につけるべき。
今思うと、これなしで冬の風呂は考えられない
名称は「乾燥機」ですが、機能としては乾燥よりも「暖房機能」が重要で、特に真夏以外はこの暖房機能がかかせません。
浴槽にお湯を貯め始めるタイミングで暖房もON、これで完璧。
浴室も温かいし、湯船のお湯も冷めにくい(気がする)です。
一応「冷房機能」(涼風)もあるのですが、これは全然使っていません。
暖房機能付きの浴室乾燥機は北国の必需品と言っても過言ではないでしょう。
浴室の窓は中々にイイ
浴室(風呂場)に窓、これもオススメしたい。
明るい時間に入るときは電気不要、何より日の光が入るのがものすごく気持ちいいです。
我が家の浴室は2階に設置したこともあって、夏場のお風呂は窓を開けて入りますが心地よさ抜群。
浴室の窓は超オススメ。
マイホーム重要ポイント7.冷蔵庫置き場を確保
一般家庭における最大の家電、それはたぶん冷蔵庫。
とくに4人以上の家族であればかなりサイズも大きくなりますね。
冷蔵庫置き場、これは設計段階でしっかり確保しておきましょう。
ある程度大きい冷蔵庫でもすっぽり入るように、大きめのスペース確保をオススメします。
結果的にスペースが余っても気にしない、冷蔵庫が動線を邪魔する・欲しい冷蔵庫が置けないことの方がよっぽど大問題です。
ちなみに我が家は奥行:81cm・横幅:87cmの冷蔵庫スペースを確保。
我が家を担当してくれた設計士さん、こちらから何も言わずとも冷蔵庫スペースを設計に盛り込んでくれていました。
どんなサイズの冷蔵庫も入りますよ!
安心して冷蔵庫買ってください!
うちの冷蔵庫はアパート暮らし時代に購入した容量300Lくらいのものなので、今のところスッカスカなんですけどね。
大は小を兼ねる!
ちなみに600Lの冷蔵庫のサイズは、横幅:約700mm・奥行:約750mmくらいなので、600L冷蔵庫は余裕で設置できそうです。
まとめ:設計段階で盛り込むのが見栄えも予算的にも◎
自身の経験を元に、マイホームの設計段階で盛り込んだ方がいいこと7選をあげてみました。
- 窓の位置・サイズ・色
- コンセントの位置・個数
- 壁に下地
- 外構を考えた間取り
- LAN・電話・アンテナジャックの位置・個数
- 浴室乾燥機(暖房機能付き)
- 冷蔵庫スペースの確保
家が完成してからではできないことは意外と多いです。
- これから建築する方
- リフォームする方
- 引っ越し先の物件を物色中の方
こんな方々の参考になれば幸いです。
完璧は難しいにしても、先人の失敗を糧にこれからの方には是非とも不満ポイントの少ない家を建ててもらいたいですね。
まずはハウスメーカー・工務店選びから⇒「