先日「森のソラニワ」に遊びに行ってきました。
森のソラニワというのは、北海道伊達市北湯沢にあるスポーツ体験型リゾートホテルです。
うん、良かった。
ということで、今回は森のソラニワについての記事になります。
- 森のソラニワの屋内施設について
- 森のソラニワが赤ちゃん連れにもオススメできる理由
- 森のソラニワのイマイチポント
主に以上3点について紹介します。
北海道在住の方、北海道旅行を検討中の方、興味を持って頂ければ幸いです。
森のソラニワは北湯沢にある温泉・屋内遊具施設つきのホテル
まずは森のソラニワについてご紹介します。
- 名称:森のソラニワ(旧湯元第二名水亭)
- 住所:〒052-0316 北海道伊達市大滝区北湯沢温泉町300-7
- TEL:0570-02-6574
- チェックイン:14:00
- チェックアウト:11:00
- 公式HP:https://www.mori-soraniwa.com/
基本情報はざっとこんなもん、北湯沢って伊達市なんですね、知らなかった。
ほんの数年前までは「湯元第二名水亭」という名のホテルで、最新のナビでなければ「湯元第二名水亭」と表示されるかもしれません。
ナビに「湯元第二名水亭」と表示されても、それは決して間違いではありません。
ナビを信じて「湯元第二名水亭」へ向かってください。
もちろん我が家のナビも「湯元第二名水亭」と表示されましたよ。
森のソラニワのアクセスはやや不便&冬は要注意
グーグルマップとかで見てもらうとお分かり頂けますが、「森のソラニワ」は山の中。
雪のない季節は特に問題ありませんが、雪の降る季節・氷点下になる季節はマジで運転要注意です。
北海道在住の方や、雪国にお住まいの方なら山道アイスバーンの怖さをおわかりでしょう。
普段雪道を全く運転しない地域にお住まいの方、悪いことは言いませんから冬は無料送迎バスやタクシーを利用して下さい。
ただまあ冬以外は特に問題なし、秋口は紅葉もキレイで景色のよい道路です。
道外からお越しの方は、新千歳空港からレンタカーでのアクセスもいいかもですね。
景色もいいし、程よいドライブコース。
レンタカーに迷ったらタイムズのレンタカー、車種も多いし、30分前予約という荒業も使えます。森のソラニワは屋内で子供が思う存分遊べるホテル
森のソラニワのターゲットは確実に子連れのファミリー。
今回2歳半年の息子を連れて行きましたが、めっちゃ喜んでくれて親も子供も大満足です。
代償として親子共々ヘトヘトにはなりますが、子供の楽しんでいる姿を見られることはこの上ない幸せでしょう。
屋内遊具パーク「ア・ソ・ボーヤ」で大半の時間を過ごす
森のソラニワの特徴は、まず何と言っても屋内遊具パーク「ア・ソ・ボーヤ」。
- 入場料:3歳以上一律500円
- 利用可能時間:8:00~22:00(日帰りは10:00~20:00)
大人も入場料がかかりますが、利用可能時間を考えれば入場料は格安。
ネット予約すると、ア・ソ・ボーヤのチケット付きプランあり。
チェックイン日の10:00~チェックアウト日の20:00まで利用可能。
屋内施設なので、寒い冬でも悪天候でも部屋着のままサッと遊びに来れちゃいます。
季節・天候に左右されないのは非常にありがたいですね。
「サクッと来れちゃう」という環境は子供にとっては満足ポイントでしょう。
一方で大人にとっては、子供の「遊びに行きたい!」攻撃が止まらずツライところでもありますね。
11:00~12:30頃のアソボーヤは混む
11:00~12:30頃は「チェックイン前でも遊べる」という特徴により混みます。
チェックイン前組とチェックイアウト組が混在する時間帯のようで、平日でもそこそこ賑わっていました。
アソボーヤ内にスタッフは少なめ
「ア・ソ・ボーヤ」では常駐スタッフもいますが、人数も少なく監視の目が行き届いているかは微妙な所。
施設の広さ・利用者の人数から考えるとスタッフは物凄く少ないです。
そのスタッフも施設内の監視や巡回をしているわけではなく、事務作業をしていたり、入場券の受付をする程度のように見えました。
各保護者が子供の監視・面倒を見るのが大前提な施設。
「子供だけで遊ばせて親は別なところへ」というのは絶対にやめた方がいいです。
アソボーヤ内は暖かい(暑い)ので薄着推奨
ア・ソ・ボーヤ内は暑い、屋内+子供達の熱量で結構暑いです。
寒い季節、移動中の服装は長袖・長ズボンが当たり前ですがそのままの服装でア・ソ・ボーヤは暑い。
移動中のオシャレ着とは別に、屋内遊び用の軽装を準備しておくとよいです。
温泉ビーチ 「ト・コ・ナッツ」は楽しいけど秋以降は寒い
屋外にある温泉プール「ト・コ・ナッツ」も中々、プールというよりは水着で入れるぬるい温泉といった印象。
- 入場料:日帰り入浴料金(宿泊者は0円)
- 利用可能時間:7:00~21:00
森のソラニワ宿泊者は、追加料金なしで利用できます。
北海道で通年利用可能な屋外プールはかなりレア。
私が利用したのは10月中旬で、一番暖かいであろう14時~15時頃(14℃)に利用しました。
いくら温泉プールとはいえ北海道の10月で屋外プールはクソ寒い、楽しいけどめっちゃ寒い、わかっちゃいたけどかなり寒い。
プール内にいるときはまあいいんです。
プールから出て移動するときや、すべり台の階段を登っているときなんて地獄、濡れた水着に冷たい風が当たって寒いのなんのって。
正直な話、10月以降はめっちゃ寒いのであんまりオススメできないですね。
ただまあ、今回はプール初体験の息子がめっちゃ喜んでくれたので良しとしましょう。
次はもっと暖かい季節に来ような、息子よ。
寒い季節は屋内プール
屋内プールもあるので、寒い季節はそちらで水遊びがオススメです。
屋内プールは普通の長方形プールで、すべり台などの遊具はありません。
用意されているものはビート板のみ、オモチャ・浮き輪などはありません。
持ち込みは可能なので、売店でレンタルするかご自身で用意するかをオススメします。
何もないと結構退屈です。
プールグッズレンタルと脱水機は心強い
- 水着レンタル
- 浮き輪レンタル
- 水着用脱水機
有料ですがレンタル品があるので、水着を忘れても大丈夫。
脱衣所とプールの間に脱水機があるので、べちゃべちゃな水着を持ち歩く心配もありません。
脱水機にかけて部屋に干しておけば、すぐに乾きますよ。
プールと大浴場は脱衣所で繋がっている
プールと大浴場は、脱衣所を挟んで繋がっています。
プールで体が冷えたら、水着を脱いでそのまま大浴場へ行って温まることができます。
疲れた・冷えた体に温泉は最高に気持ちいい。
大浴場はすごく広くて開放的、浴槽も大きく数もあるのでゆったりと浸かれます。
天候に左右されるアトラクション「ムササビ」
息子がまだ小さいため今回は利用しなかった野外アドベンチャーパーク「ムササビ」、めっちゃおもしろそうですよね。
ただ「ムササビ」には弱点があって、それは思いっきり天候に左右される点。
雨男の私、当然のように宿泊当日は雨、当然のようにムササビは中断していました。
このように、悪天候の場合は利用できません。
「ムササビ」目当てに行く場合は、天気に左右されるのでご注意下さい。
夕朝食は「ア・ラ・ソーヤ」でバイキング
- 営業時間:夕食18:00~21:00(ラストオーダー20:30)/ 朝食 7:00~9:30
私が宿泊した際は、夕食17:30~・朝食7:30~でした。
公式HPの表記とは異なりますが、何か事情があったんですかね。
肝心の料理、子供向けかと思ってそれほど期待していませんでしたが(失礼)、期待を裏切って非常に美味しい。
これは嬉しい誤算でした。
- 刺身
- 天ぷら
- 揚げ物
- サラダ
- スープ
- ラーメン
- ピザ
- カレー
- アルコール(有料)
- ソフトドリンク
定番料理は一通り揃っています。
他には鹿肉のジビエ料理なんかもあり、北海道ならではの特色も出しているなーと感じました。
ま、ジビエは食べませんでしたけどね。
朝食には海鮮丼もあり、朝からリッチな気分を味わえます。
バイキンング会場にも遊具あり
これは賛否両論ありそうですが、私的には「否」。
詳しくは後程書きます。
ソラニワは赤ちゃん連れにも安心
「森のソラニワ」、まだまだ施設で遊ぶことができない赤ちゃんとその親にもはさりげなく優しさを見せてくれます。
オムツ・離乳食を売店で購入可能
森のソラニワは売店がかなり大きく、豊富なラインナップの中にオムツ・離乳食も当然のように取り揃えられていて、急に必要になった場合も安心です。
オムツは結構な荷物になるし、いくつ使うか読めない部分もあるので売っているのはありがたいですね。
ドラッグストアで買うよりは割高なんでしょうが、目ん玉が飛び出るようなホテル価格ではありません。
豊富な貸し出しサービス
- おむつバケツ(ゴミ箱)
- ベビーカー
- 哺乳瓶消毒器
この辺のアイテムを無償で貸してくれます。
どれも嵩張るもので、自宅から持ち込むのはやや大変なものですよね。
大浴場には子供用椅子とベビー用ボディソープ完備
大浴場には子供が座るための椅子とベビーソープ完備、まだ腰の据わっていないお子さんには必需品でしょう。
ベビーソープはキューピーちゃんがパッケージされたやつでした。
「森のソラニワ」のイマイチポイントを紹介
ここまで「森のソラニワ」ベタ褒めしてきた訳ですが、この世に完璧なものなどありません。
当然、「森のソラニワ」にもイマイチポイントがあります。
あくまで私が感じたイマイチポイントですので、参考程度に見てやって下さい。
イマイチポイント1.昼食を食べられる施設がない
森のソラニワ、バイキング会場以外に食堂がありません。
食料を売っている売店も11:30~14:00はCLOSE、つまりソラニワの施設内で食料が手に入らない時間帯があるんですよね。
チェックイン前の10時から「ア・ソ・ボーヤ」で遊べるのは嬉しいのですが、あらかじめ用意しておかなければ昼食を取れないのはちとツライ。
チェックイン前(午前中)から遊べる仕組みを作ったのなら、昼食を取れるような体制も整えて欲しいところです。
施設を用意できないのであれば、昼食はホテルに持参するような注意喚起があると良かったかなと感じました。
私のリサーチ不足と言われればそれまでですが、やや親切に欠けるかなといった印象です。
ソラニワの近所にあるお店は道民おなじみのセイコーマート1店舗のみ。
そのセイコーマートはソラニワから車で5分程度の場所ですが、13時頃に行くとオニギリは全て売り切れ。
かろうじて焼きそばが残っていたので事なきを得ましたが、もし何も買えなければ空腹で不機嫌な子供を連れて何十キロもコンビニ探しのドライブを余儀なくされるところでした。
イマイチポイント2.バイキング会場に遊具はいらない
バイキング会場「ア・ラ・ソーヤ」にも遊具があります。
ただね、食事会場に遊具はいらない。
夕食は使用するテーブルをスタッフに指示されるのですが、我が家のテーブルがちょうど遊具の真横だったんですよね。
食事開始から30分もすると、食事も早々に切り上げて子供たちが遊具で遊び始めます。
勢いづいた子供達は、遊具ゾーンをはみ出して我が家のテーブル周辺も構わずダッシュ。
アブねえ。
遊具ゾーンで元気いっぱい遊ぶのならばまあ良しとしますが、勢いづいた子供達がおとなしく遊具ゾーンからはみ出さずに遊べる訳がありません。
遊具ゾーンからはみ出して、すなわち我が家のテーブルのすぐ真横を走り始めるのは時間の問題でした。
アツい料理を持って歩いていることもあって危ないし、当然ホコリも立つしで食事会場の雰囲気としては非常に残念。
静かにご飯を食べていた我が家の息子も、そんな雰囲気に気づきソワソワ。
当然「自分も遊びに行きたい!」となるわけで、そうなればもう食事どころではありません。
食事もそこそこに、遊具へと遊びに出かけていくわけです。
ちなみに朝食も同じ会場でのバイキングでしたが、夕食と違い自由席なので遊具から最も遠い席で静かに食事が取れました。
食事会場の遊具設置には断固反対ですね。
森のソラニワは子供が喜ぶための施設と割り切る
森のソラニワ、親子ともに大満足。
子連れで旅行の行き先に迷っている方には「森のソラニワ良かったよ」とオススメできます。
ですが、注意点というか心構えは必要です。
「大人の満足=子供の楽しんでいる姿を見られる」、この公式が当てはまらない方は満足できないかもしれません。
- 客室
- 温泉
- 料理
- サービス
どれも不満はないし楽しかったのですが、それはあくまで子供が楽しんでいることが前提となります。
メンバーが大人だけでの旅行先を探している方に、「森のソラニワ」を強くオススメできるかと言えば微妙なところ。
「森のソラニワ」はやはり子供がいてこそ真価を発揮する施設でしょう。
まとめ:森のソラニワは「子供の笑顔製造ホテル」
森のソラニワ、息子も大満足だったようで親も嬉しい限り。
「息子が楽しんでいる姿をたくさん見られた、来て良かった」。
これに尽きます。
一緒に遊んでヘトヘトにもありますが、子供の喜んでいる姿はプライスレス。
子供は退屈しないでしょうし、それに付き合う親も退屈しないでしょう。
子連れの方にはオススメできるホテル、子供の笑顔が見るためのホテルそれが「森のソラニワ」なのです。
ま、疲れるけどね。