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ベックマン9411メンテナンス手順とグッズ紹介【REDWING】
当ブログで中々アクセス数の多いベックマン9411(ブラックチェリー)の記事になります。
前回の記事では私所有のベックマンを紹介したり、たいして目新しくもない情報をお届けしました。
で、今回はエイジングレポートではなく、ベックマンのメンテナンスについてご紹介。
- ベックマンのメンテナンスグッズ紹介
- ベックマンのメンテナンス手順解説
今記事では主に上記の2点について紹介しています。
最初に断っておきますが、気を使って丁寧にピカピカを目指すメンテではありません。
ワークブーツを言い訳に、割とテキトーなメンテなのでその辺はご理解を。
この程度のメンテナンスで大好きなベックマン9411(ブラックチェリー)がどんなエイジングを見せてくれるのか、この先何十年と人生をかけて検証していきますよ。
ベックマンのメンテナンスはやらな過ぎても過保護になってもいけない
「ベックマンのメンテナンスをご紹介!」なんて偉そうに言っておきながら、ぶっちゃけ対した事はやっていません。
これには一応理由が、というよりは私自身「メンテナンスはやらな過ぎても過保護になってもいけない」というポリシーがあって、どんな世界でも放任過ぎも過保護過ぎも上手く育たないと思うんですよね。
基本はブラッシング、ときどき保湿
まず日常的なメンテナンスはベックマンを履いた後に必ずブラッシング、これだけです。
これはあくまで日常的なメンテであって、必要あらば汚れ落としやクリームを塗ってのメンテナンスも致します。
日常的なブラッシングだけでは、いずれ油分が抜けてカラカラになっちゃいますからね。
レザーがカラカラになるまではまあ良しとしても、万が一ヒビ割れてしまうとそれはもうアウト、一度ヒビ割れたものはもう元には戻せません。
いくらワークブーツとはいえ、ひび割れをエイジングと呼べるかと聞かれると答えは絶対にNO。
手をかけた上で刻まれていくキズ・シワが味となる
屈強で履き込んだ姿が魅力的なワークブーツとは言え、何でもかんでも「味になる」で片づけるのはいただけません。
何も手を掛けずに劣化していくのは「経年変化」ではなく「経年劣化」、醜い老化に他なりません。
たくさん履いて必要に応じてメンテナンスして、それでも革に刻まれていくキズやシワこそが「味」、それこそが「経年変化」であり私の目指すべきエイジングなのです。
ベックマンのメンテナンスグッズ紹介
私が実際にベックマンのメンテナンスに使用している愛用グッズについてサクッと紹介しておきます。
革靴愛好家からすれば鼻で笑われる程度のラインナップでしょうが、とりあえず下記6点のグッズがあればOK。
- シューキーパー(シューツリー)
- 馬毛ブラシ
- ステインリムーバ
- シューグリース・オイル・クリーム
- 化繊ブラシ
- ウエス
各メンテナンスグッズの役割と、その商品を選んだ理由を紹介していきますね。
シューキーパー(シューツリー)
まずは革靴メンテナンスの基本中の基本、シューキーパー(シューツリー)。
木製でサイズが合えば何でもオッケー、私は無印良品で購入したシューツリーを愛用中です。
こだわりの逸品ということではありませんが、今のところ充分満足できています。
サイズさえ合っていればブランドやメーカーにこだわる必要はありませんが、材質は必ず木製を選びましょう。
木製に比べ若干安価なプラスチック製もありますが、木製の方が吸湿や脱臭効果が見込めます。
長く愛用するレザーシューズのためにも是非木製のシューキーパーを。
馬毛ブラシ
馬毛ブラシ(シューブラシ)もメンテンスの必需品でしょう。
馬毛ブラシ含め、ブラシ系はとにかく持ちやすいものを選びましょう。
そして愛用のレザーシューズをブラッシングすることをイメージして、ブラッシングし易そうな形状とサイズのブラシを選べば間違いないかと。
よっぽどブランドにこだわらなければそれほど高額な商品ではないので、何種類か揃えて置いてもいいですね。
ステインリムーバー(汚れ落とし)
汚れ落とし、これも何でもOK。
私はモウブレイのステインリムーバを愛用していますが、これはたまたま近所のホームセンターに売っていたので購入しただけ。
特にこだわっていたり、色々と比較して行きついた訳ではありません。
ただまあ、愛用者も多く性能も良さそうなので迷ったらモウブレイのステインリムーバで問題なし。
シューグリース(オイル・クリーム)
レザーシューズで沼にハマりやすいのがシューグリース・オイル・クリーム選び。
レザーシューズを多く取り扱う靴屋さんに行くと、これでもかと多くの種類が陳列されていることでしょう。
初心者の内はマジで何買えばいいかわからん。
ベックマン(フェザーストーン)用のシューグリース・オイル・クリームを選ぶ際に気を付けたいポイントは動物性のオイルはNGということ。
これはフェザーストーンのあでやかなツヤがなくなってしまうためで、レザーケアの定番であるマスタングペーストやニーツフットオイルは避けましょう。
私はヒューバーズというややマニアックな商品を使っていますが、これは完全に性能ではなくデザイン重視。
私は馴染みの服屋さんで購入しましたが、コレあんまり売ってないんですよね。
ベックマン用に購入するのであれば、ひとまず下記の王道メーカーのニュートラル(無色)を買っておけば間違いないでしょう。
化繊ブラシ
馬毛ブラシ程使用頻度はないものの、レザーメンテナンスにおいてはかなり重要。
馬毛に比べてかなり固く弾力があるのが特徴で、オイル補給後にブラッシングすることで余分なオイルを飛ばしたりレザーへより浸透させる効果が期待できます。
馬毛ブラシ同様、化繊ブラシ(豚毛ブラシ)もブランドではなく「持ちやすさ」で選んで問題なし。
私の場合、近所のホームセンターで置いているものが化繊ブラシだったのでそれを使っています。
特にこだわりもないので、持ちやすさとコスパ重視。
ウエス
汚れ落としから磨き上げまで、意外と使うのがウエス。
これはわざわざ買わなくても、不要になった衣類で代用しても全然OK。
ベックマンのメンテナンス手順解説
早速ベックマンのメンテナンス手順を紹介していきます。
ベックマンメンテナンス手順(写真付き)
まずは紐(シューレース)を外し、シューツリーを入れます。
ワークブーツの紐を外した姿がかなり好き、タンのクシュクシュした感じがたまりません。
馬毛ブラシでひたすらブラッシング。
家の掃除で例えるならば掃除機掛けのようなもんです。
紐を外したので、ゴミの溜まりやすい羽根の内側も入念にブラッシングです。
ブラッシングでゴミを落とした後は、ステインリムーバを使って更に汚れを落としていきます。
汚れと同時に、レザーに残っている古い油分も除去します。
家の掃除で例えるならば、雑巾がけのようなもんです。
ウエスにステインリムーバを適量(テキトー)つけて優しくスリスリ。
こんな感じで汚れが目に見えるので白いウエスを使っています。
成果が目に見えた方がやる気がでるタイプ。
汚れを落とした後は、スッピンになったブーツにオイルを補給していきます。
私はいつも「指」でクリームを塗っていますが、理由は細かいところまで塗りやすいからで、ウエスやブラシを使って塗っても全く問題ありません。
愛用クリームはデザイン重視で購入したヒューバーズ。
ベックマンに使われているレザー「フェザーストーン」は、動物性のオイルはNG。
動物性を塗ってもいいけど、艶が損なわれてしまいます。
ソール(靴の裏)にも一部レザーが使われています、忘れずにクリームを塗布してあげましょう。
クリーム塗布後は化繊ブラシでブラッシング。
この作業はクリームを革に馴染ませる効果と、余分なクリームをブラシに吸着させる目的があります。
私は化繊ブラシ愛用ですが、もちろん豚毛ブラシでもOKです。
余分なオイルを拭き取るのと、磨き上げる意味で乾拭きをします。
私は磨き上げ用のクロスを持っていないので、普通の布ウエスでやっています。
補給するクリームにもよりますが、この段階でかなりツヤツヤになったりします。
はい、最後は紐(シューレース)を通して完成。
うん、見た目からしてしっとりしててイイ感じ。
写真ではイマイチ伝えきれませんが、実際に手で触れるとビフォーアフターの違いは歴然。
実にしっとりします。
トゥ(つま先)が少し色剥げしてるので、次回は補色してみようかな。
ベックマンのメンテナンスビフォーアフター
さ、ベックマンをメンテナンスしたところで気になるのが見た目の変化。
ビフォーアフター写真の公開でございます。
メンテナンズBefore写真
メンテナンスafter写真
んー、しっとりはしたけどツヤが減ったような感じもしますね。
ま、光の加減とかもあるんで気にしないことにしましょう。
追記
この後、馬毛ブラシで磨いてやると輝きが増してきました。
乾拭きの後、仕上げに馬毛ブラシでブラッシングした方がいいのかもしれないですね。
まとめ:ベックマンはワークブーツ、メンテナンスは過保護に注意
この記事見て頂いてわかる通り、ベックマンにそれ程過保護なメンテナンスはしていません。
ま、ワークブーツなんである程度雑にやっても様になります。
- 汚れを落とす
- 油分の補給
最低限この2つが達成できればOKでしょう。
手をかけてやれば愛着もわくし長持ちすること間違いなし。
さて、メンテナンスも済んだので雪が降るまでベックマン履きこみますよ。
エイジングも楽しみですな。
次回は補色にチャレンジ予定です。