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【#101ポストマン】エイジングと万能デザインが魅力のワークシューズ
さ、今回はつい最近購入したREDWING(レッドウィング)のPostman Oxford(ポストマンオックスフォード)を紹介します。
ずぅーっと欲しかったんですけど、スエードにするかゴアテックスにするかで悩みまくった結果、大幅値上げがなされた後に購入するという大失態。
ただまあ、欲しかった#101ポストマンを手に入れた嬉しさと満足感によって、高値掴みをしてしまった悔しさは早くも忘れつつあります、アホなんですかね。
ということでね、#101ポストマンについてツラツラと書いてみます。
ポストマンはREDWINGを代表する短靴ワークシューズ
今更説明するまでもないと思うんですけど、#101ポストマンはREDWINGが誇る定番のひとつで、REDWINGらしからぬフォーマルな雰囲気漂う短靴なのです。
名前の由来はアメリカの郵便配達員
軍人に始まり、警察官や郵便局員など、制服を着て働く公務員用の靴をアメリカではサービスシューズと呼びます。ポストマン・オックスフォード#101は、こうしたサービスシューズとして1954年に発売されました。発売時は「ポリスマン、ポストマンまたステーションオフィサー(駅員)用の靴」とされていましたが、USPS(米国の郵便局)に採用され、全米の郵便配達員が履くようになり「ポストマン・シューズ」の愛称で呼ばれるようになりました。
引用元:REDWING SHOES
「ポストマン」というネーミングの由来は、昔々アメリカの郵便局に採用されて全米の郵便配達員が履くようになったことから「ポストマンシューズ」の愛称で呼ばれるようになったんだとか。
アメリカ人=オシャレっていうイメージは特にないんですけど、アメリカ人のワークスタイル(仕事着)はオシャレだなぁと思っていて、このポストマンを初めとするワークブーツ・ジーンズ・Gジャン・ネルシャツ・ディッキーズetc、今や日本でもオシャレ着として定番化されているものも多いですよね。
ところで「ポストマンシューズ」というモデル、何もREDWINGの専売特許ではなくて、色んなメーカーから出されています。
- ダナー
- リーガル
- ドクターマーチン
有名どころで言えばこの辺でしょうかね。
どれもポストマンシューズという種類ではあるんですけど、デザインだとか価格設定も違うので、色々と見比べてみるのも楽しいですね。
REDWINGポストマンのラインナップは3種類
REDWINGのポストマンのラインナップは3種類。
- #101 ポストマンオックスフォード(シャパラル)
- #9183ポストマンオックスフォード/ゴアテックス(ユーコン)
- #9193ポストマンオックスフォード/ゴアテックス(ラフアウト)
( )内はアッパー部分のレザーの種類です。
ちなみに私が購入したのは#101ポストマンオックスフォード(シャパラル)、ポストマンの王道中の王道のど定番モデル。
シャパラルレザー、艶々で美しい。
ゴアテックスの防水性能もかなり魅力的で、かなーり悩んだんですけど、ゴアテックスのアッパーレザーのユーコンのゴワゴワガザガサした質感が好きになれず、最終的には#101ポストマンオックスフォードに決めたのです。
「ポストマン エイジング」とググって出て来るエイジングが進んだ姿、これを見ると#101のシャパラルレザーに心が決まりましたね。
サイズは6.5Dで、超ジャストサイズを購入。
私は足の形状がREDWINGの6.5Dにかなり合うようで、ベックマンも6.5Dで超ジャスト。
今まで何足かレザーシューズを履いてきて思ったんですけど、履きジワだったりクタっとしてくるフォルムだったり、ジャストサイズであればあるほど美しくカッコよくエイジングするんですよね。
それと当たり前ですけど、ジャストサイズは何より歩きやすい。
フォーマルなのにラバーのフラットソールで疲れにくい
ポストマンの大きな特徴のひとつが、分厚いフラットなラバーソール。
フォーマルシューズとしてはやや異質なフラットラバーソール、見た目としてかなり好みが分かれそうな要素ではあるんですけど、このソールは機能性が抜群でまじで疲れにくい。
ポストマンを実際に履いてみて最初に感じたのは、「あれ、意外と疲れにくいな」ということ。
この靴が郵便配達員に支持されたのは、デザインと機能性を高いレベルで兼ね備えていたからです。制服に合うフォーマルなシェイプ、品のある光沢を持ち雨にも強いレザー、長い距離を歩いても疲れにくい靴底などの組み合わせです。特に、クッション性に富む柔らかいラバー製の厚いソールを、スマートな黒い靴に採用したのは画期的でした。このソールは、従来のカカトを別にとりつけるタイプのソールに比べて衝撃をはるかに良く吸収し、足への負担を軽減できたので、郵便物がぎっしりと詰まった重いバッグを肩にかけて毎日長い距離を歩くポストマンが待ち望んでいた靴だったのです。
引用元:REDWING SHOES
重い荷物を持って歩きまくる郵便配達員が支持してきたという謳い文句は伊達じゃない。
フラットなソールの形状とラバー素材のおかげで、よくある紳士靴(革靴)のような硬い床を歩いたときに「コツコツ」と音が鳴るようなソールと比べ、歩いたときの振動・ダメージ的なものが非常に少ない。
とはいえまだ近所のお出掛けに履く程度のもんなので、その内歩行多めの旅行に履いていってどんなもんか要検証ですね。
あぁ、ディズニーランド行きたい。
ポストマンの魅力と弱点
ポストマンの魅力と弱点を生意気にも紹介してみます。
どんなものにも良し悪しがあって、長所と短所は表裏一体。
ポストマンにももちろん良し悪しはあって何が良しで何が悪しかは人それぞれ、自身のライフスタイルや好みに合わせて要検討ですね。
エイジングの美しさとカッコよさ
ポストマンに限らずですけど、レザー・ワークブーツ・革靴の魅力は何と言ってもエイジングによる経年変化と自分の形にアジャストしていく成長的な要素でしょう。
たくさん履いてメンテンスして自分の形にアジャストしていくことで生まれ強くなっていく愛着と、履き込みとメンテナンスによって育っていく唯一無二の履きジワ・ツヤはたまりません。
ポストマン購入を迷っている方、まずは「ポストマン エイジング」とググって下さい。
美しくカッコよく経年変化をとげたポストマン、見てるだけで楽しくてたまりません。
人間と同じで、「生き様は顔に出る」。
ポストマンの魅力のひとつは、間違いなくエイジングの美しさとカッコよさでしょう。
エイジングの早さと革の柔らかさ・薄さ
#101ポストマンは、比較的エイジングの早い部類に入ると思います。
数回履いて履きジワも出来てくるし、馴染むまで足が痛いなんてことはレザーシューズではザラですがポストマンに関しては足が痛い期間はほぼ皆無でした。
あくまで自分が所有しているベックマンやダナーライトとの比較ですが、ポストマンは革が柔らかくて薄いことが馴染みの良さに影響しているのでしょう。
エイジングの早さは賛否があり好みの分かれるところでしょうけど、私的にはレザーの耐久性が著しく悪くないなら全然オッケーなスタンスです。
ググってみるとポストマンを10年以上愛用している人も多くて、そんな10年以上履いたポストマンを見ても魅力的な履きジワや多少のキズはあれど、劣化感を感じる要素は皆無なのです。
レザーにおける10年が長寿命かと言えばそんなことはないんですけど、10年でこの感じならまだまだ何年も履けるだろうなと感じたところです。
ただ、ポストマンはエイジング後の姿が比較的似たり寄ったりな雰囲気になりやすく感じていて、そこはエイジングの早いレザーの特徴っぽいですね。
ベックマンのように、エイジングに時間がかかるものにも魅力があって、時間がかかるこその愛着感とエイジングの個性がよりにじみ出るように感じます。
フォーマル・カジュアルともにイケるフォルム
ポストマンは見ての通り、太すぎず細すぎず・丸すぎず尖りすぎずなシルエットをしていて、カジュアルなパンツはもちろん、フォーマルなパンツにもよく合います。
フラットソールでヒールがないため、かなりかっちりした格好を求められる場面(具体例は浮かびません)ではちょっとアレかもしれませんが、普段の仕事用や友人の披露宴など、フォーマルではあるけどそこまでかっちり感を求められない場面では全然アリでしょう。
フラットソールでヒールがないためコツコツと足音が鳴らないので、コツコツと踵を鳴らしながらオフィス街やオフィスビルを颯爽と歩きたい人にも向きませんね。
カジュアルパンツに合わせると下記のようなイメージ、参考になりますかね。
ジーンズとポストマン
チノパンとポストマン
トラウザーとポストマン
比較的カジュアルなパンツならものでも合いそうだし、ハーフパンツにポストマンの組み合わせもアリかなと思ったりします。
さすがにジャージ等のスポーツウエアには合わないと思いますけど、ポストマンは万能感のあるデザインですね。
(たぶん)凍結路面に弱すぎるフラットソール
ポストマンのソールはフラットなラバーソール。
これによって歩いたときのクッション性が抜群で疲れにくいことは、ポストマンが持つレザーシューズらしからぬ大きな特徴のひとつでしょう。
ただですね、この凹凸のほぼ皆無なフラットソールはおそらく圧雪・凍結路面で恐ろしく滑るであろうと予測されます。
北海道という雪国で暮らす者にとって、冬季における歩行性能・グリップ力というのは中々に重要で、例え防水性能が高くても圧雪・凍結路面を歩けなければそれは冬に履けない事を意味するのです。
私はたくさん履き込んで早くエイジングを進めたいので、例え積雪のある季節でも晴れた日には履きたいところですが、ポストマンに関してはこの滑りそうなソールを思うとちょっと難しそうですね。
雪道になったら実験してみます。
「滑りそう」というのはあくまで推測なのでね、その辺は誤解なきよう。
REDWINGは2024年12月1日に価格改定(値上げ)
世間の流れは物価上昇の嵐でイヤになっちゃいますね。
で、REDWINGの商品もそれに漏れず価格改定という名の値上げがすでに発表されています。
この記事を書いている2024年11月時点で、2024年12月1日にほとんどの商品が値上げされます。
この度、商品の価格を2024年12月1日付にて下記の通り改定させて頂きます。
#101 Postman Oxford、#9198 Postman Romeo、#3486 Carrier等ポストマンシリーズに関しましては大幅な製造コストの上昇により、2024年10月1日付での改定となります。
引用元:REDWING SHOES
#101ポストマンは一足早く2024年10月1日に値上げされていたのですが、そんなことはすっかり忘れて2024年11月の値上げ後に購入してしまった私は何てアホなんでしょう。
REDWINGアウトレットはお買い得
私が購入した#101ポストマン、実はアウトレット品。
ちょっと訳アリだけどその分お安くしまっせというのがアウトレット品で、私が購入したポストマンの訳アリ箇所は右足トウ部分にある2~3cm程度のキズ。
写真で見えますかね?
この程度のキズなら目立たないので全然オッケー。
訳アリと言っても内容はさまざまで、シワが寄っていたりキズが入っていたり。
しかもその場所もさまざまで、アウトレット店舗で買う場合には、自分のサイズをあるったけ出してもらってじっくり吟味することをオススメします。
REDWINGアウトレットの店員さんもその辺はしっかり理解してくれていて、嫌な顔ひとつせず「じっくり選んでくださいね♪」なんて言ってくれて何のプレッシャーもなくじっくり吟味できました。
ちなみにアウトレット品は、その目印としてタン部分に直径5mm程度の穴が空いています。
ですが、シューレースを通してタンが正規の位置に収まればこの穴は全く見えませんのでご心配なく。
多少の訳アリは気にしないという方、アウトレット品購入も選択肢の一つにどうですか。
私は#101ポストマンを、定価から20%OFFで購入。
#101ポストマンの定価(2024年11月現在)は55,550円(税込)なので、10,000円以上もお得、これはデカい。
ポストマンの日常的なメンテンス
ポストマンを履き込んで、シワとテカリが程よいバランスの経年変化・エイジングを目指している訳ですが、ただただ履きまくってもそれは経年劣化。
履きまくることに加えて、適度にメンテナンスすることで初めて経年変化と呼べるエイジングになるんですね。
人間と同じで、「生き様は顔に出る」。
私の場合は購入して2週間も経過していない(2024年11月現在)わけで、ブラシやクリームを駆使してのメンテナンスはしていませんが、履いた後には必ずシューキーパーを入れて馬毛ブラシでのブラッシングを欠かしていません。
ちなみに私の持論ですけど、シューキーパーを入れる目的はシワ伸ばしというよりは、靴の中の湿度を取る意味合いが強いので絶対に木製をオススメしたいですね。
写真の通り紐すら外していませんが、それでもブラッシングするだけでホコリが落ちてテカリが出るので見た目にキレイだし、何より愛着が湧くのでレザー・革靴を履くならばこれくらいは履き終わりにやりましょう。
もちろん紐を外してやった方がいいんでしょうけど、メンドクサイことは続かない。
30年以上生きて生きて自分の性格と継続の大切さを少しずつわかってきたつもりで、壮大で立派な目標を持つよりも、無理なく毎日できそうなことをコツコツやった方が長続きして結果が出るように思います。
#101ポストマンのエイジングが楽しみであーる
ということでね、#101ポストマンについて紹介してみました。
レザーシューズの魅力は、何と言っても履き込んでメンテナンスしてエイジングしていくその過程とその姿でしょう。
履き始めてまだ1か月未満ではありますが、早くも履きジワが出てきたり、外羽根の部分がクタッとしてきたりとエイジングは早いタイプな気がします。
エイジングの早さは賛否や好みが分かれるところではあるんですけどね、柔らかい革は足への馴染みがよくて買って数回の着用で自分の形になってくれるスピード感は魅力的ですね。
愛用中のREDWING#9411ベックマンと比べると、#101ポストマンの柔らかさと馴染みやすさは脅威的で、ワークブーツ特有の「馴染むまで足が痛い」なんてことがポストマンではほぼ皆無でした。
ついに購入したポストマン、3年後・5年後・10年後とエイジングが本当に楽しみです。