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【ソレルカリブー】長持ちに欠かせないメンテンス手順解説【インナー丸洗い】
雪国の強い味方、ソレルのカリブー。
カリブーを構成している素材を考えてみると、インナーはウール・アッパーはレザーとゴム。
つまり、内も外もメンテナンスすることで長く綺麗に使えるという事なのです。
気に入ったものを長く使いたい派にとってメンテナンスは欠かせません。
新品で購入してから早8年。
お恥ずかしい話、8年間ずっと放置プレーだったインナーを含め、カリブーのメンテナンスをこの機会にガッチリやってみました。
- カリブーのメンテナンス手順を知りたい
- メンテナンスグッズを知りたい
- カリブー愛用中、購入検討中
以上のような方にとって有益な記事になれば幸いです。
では、早速メンテナンスについて解説していきます。
ソレルカリブーのインナーメンテナンス手順(丸洗い)
カリブー特徴のひとつとしてインナーを取り外せることが挙げられます。
インナーを外して乾燥、丸洗いできるのは長く使う上では非常にありがたい。
ということで、まずはインナー丸洗い手順について解説していきます。
インナーはウール素材で壊れやすいので、どの作業も「やさしく」扱うことを忘れずに。
基本的にはALL手作業、洗濯機・乾燥機はもちろんNGです。
インナー丸洗い後は乾燥時間がそこそこ必要なので、時間に余裕を見てやりましょう。
シーズンオフ突入直後が最適でしょうか。
・インナーを浸して揉み洗いできる適当な容器
・中性洗剤(今回はNANOX使用)
・お湯(今回は41℃)
・バスタオル
メンテ手順1:インナーウールを取り外す
紐を緩め、インナーウールをやや力づくで引っ張るとググっとインナーが外れます。
インナー、ほんとに外れるのか?
不安になる程アウターとインナーはフィットしていますが、分離できるのでご安心を。
何かで固定されていたり、特別な手順はなく引っ張れば外れます。
一度やればこんなもんかとご理解頂けるでしょう。
インナーは所々痛んでいますね。
ま、8年履いてこの程度のダメージなら全然OK。
メンテ手順2:中性洗剤とぬるま湯で洗浄液を作る
適当な容器にぬるま湯を適量溜め、そこへ中性洗剤を適量投入。
「適量」ってほんとに迷惑な言葉で、手順を説明する場合には実に不親切。
今回で言う「適量」は超適当。
インナーが浸かる程度の湯量に対し、そのお湯が少し泡立つ程度の洗剤を投入しました。
容器は子供の沐浴用の浴槽、中性洗剤は液体洗剤のNANOX(ナノックス)。
お湯の温度は41℃でやってみました。
メンテ手順3:作った洗浄液にインナーを浸してやさしく揉む
先ほど作った洗浄液の中にインナーを投入、やさしく揉み洗いします。
下の写真が洗浄液のビフォーアフター。
おぞましい程の汚れが出てきましたね、きもっ。
こんなに汚れていたんですね。
汚れが目に見えて落ちるとやりがいを感じます。
メンテ手順4:洗浄液を捨て、ぬるま湯でひたすらすすぎ作業
揉み洗いが終わったら、今度はすすぎ作業。
容器の洗浄液を捨て、ぬるま湯を何度も入れ替えながらこれまたやさしくすすぎます。
今回は全部で5回お湯を入れ変えてすすぎました。
正直このすすぎ作業が超めんどくさい。
- 洗剤の泡が出なくなる
- お湯が汚れなくなる
この2点がすすぎ終了の目安になります。
洗剤濃いめの洗浄液だとこのすすぎ作業がツラくなるので、洗剤は気持ち少な目が無難。
メンテ手順5:水気を切り日陰干し(完全乾燥は丸2日)
すすぎが終わったら、これまたやさしく水気を切ります。
決して絞ってはいけません。
まずはインナーを押すようにジワッと水気を切り、その後はバスタオルで包みやさしく水気を切っていきます。
バスタオルに水を吸わせるようなイメージで、じとーっとバスタオルを押し当てます。
このバスタオル工程をしっかり丁寧にやれば、その後の乾燥も早く完了します。
あとは日陰干しして乾燥するのを待ちましょう。
私は浴室の物干しで乾燥していますが、直射日光の当たらない場所であればどこでもOK。
これは環境にもよるでしょうが、完全乾燥まで丸2日かかりました。
丸一日で概ね乾燥した感じはしたのですが、深部が湿っていたらイヤなので念を入れて更に1日放置。
完全に乾燥したところでインナー洗浄作業は完了です。
ソレルのインナー洗浄ビフォーアフター
洗浄前後で見た目を比べてみましょう。
色味が変化しているように見えますが、実際には色味に大きな変化はありません。
写真の腕前の問題です。
洗浄前後で見た目は変わっていませんね。
かかと部分の変色も変化なし。
写真では伝わりませんが、履いたときのフワフワ感はやや復活したように感じます。
ソレルカリブーのアッパー部メンテナンス手順
さ、インナーに続いてアッパー部分もメンテナンスしていきましょう。
アッパーというのは、靴のアウター部分の事。
更に言うならばアウター部分の靴底(ソール)を除いた部分をアッパーと言います。
これは靴の形によっても呼び名は変わりますが、今記事では上記のような解釈で進めていきます。
ソレルのカリブーで言えば、ベージュ色した部分はヌバックという種類のレザーでできています。
レザーということでエイジングもしっかり楽しめる、カリブーの魅力のひとつでしょう。
馬毛ブラシでブラッシング
レザーのお手入れではおなじみの馬毛ブラシです。
ブラッシングでほこりやゴミを落としていきます。
汚れがひどい場合には、スエード・ヌバック用のクリーナーを使う必要があります。
私の場合、雪の中でしか履かないので目立った汚れもなくクリーナーは使っていません。
ソレルのカリブーに限らず、馬毛ブラシはレザー製品の手入れにおいて定番中の定番アイテム。
レザー製の靴をお持ちの方、一家に一つは常備しておきたいところですね。
下記記事でレザーメンテンナンスグッズを紹介していますので、良かったらご覧下さいね。
ゴム部分のメンテナンスにはコロニル
つま先はラバー素材で覆われていますが、こちらもケアは必須。
むしろレザーよりもゴムの方が注意が必要です。
なんのケアもせずに長年経過すると、ゴムは確実にヒビ割れてきます。
一度割れてしまえば再起不能。
見た目が悪くなるのはもちろん、カリブーの特徴である防水性も著しく劣化します。
長く愛用するならば、ラバー部分も忘れずに手をかけてあげましょう。
で、ラバーメンテナンスの定番は「コロニルのラバーブーツ用汚れ落とし」。
これ1本で汚れ落とし、更にはゴムの弾力性を保つ性能まで持っている優れもの。
比較的安価だし、一本あればしばらく使えるのでカリブー愛用者は用意しておきたいアイテムですね。
使い方も簡単、↑写真のように適量スプレーしてウエスでこするだけ。
アッパーのレザー部分に防水スプレー
仕上げは防水スプレー。
カリブーはヌバック素材なので、ヌバック素材に対応した防水スプレーを選びましょう。
上記のような定番防水スプレーであれば、ヌバック含め大体の素材に対応。
レザーに限らずオールマイティーに使えて便利、一家に1本あるといいかもですね。
防止スプレーを塗布した箇所は色が濃くなりますが、これは時間が経てば元に戻るのでご安心を。
全体的にスプレーしたら乾くまで待ち、馬毛ブラシでブラッシングして完了。
乾燥時間や仕上げ処理は商品によって異なるので、その辺は商品の取説を参照下さい。
オイルで油分を補給する方もいるようですが、とりあえず今回はパス。
ソレルカリブーのインナーは購入できる
今回記事を書くにあたり色々調べて知ったんですが、カリブーのインナーのみの購入も可能。
しかも意外とお手頃価格!
インナーが再起不能な程に痛んだ場合、洗浄ではなく潔く購入したほうが気持ちよく冬を過ごせそうです。
私はケチなので限界まで使い倒してやりますがね。
まとめ:カリブーを長く愛用するなら定期的なメンテナンスは必須
ということで、今回はカリブーのお手入れについて紹介しました。
カリブーのメンテナンスを偉そうに紹介していますが、正直なところ今までラバー部分のメンテをたまにやっていた程度で他の事は放置プレー。
特にインナーに関しては、購入して8年目で初めての洗浄。
汚ねぇ!
汚れた洗浄液を見るともっとマメにやらなきゃなと感じた次第であります。
作業自体は全然大変じゃないので、毎年シーズンオフに入るときにやろうかなと心を入れ替える所存でございます。
今回は沐浴用のベビーバスでインナーを揉み洗いをしましたが、突起あるわ傾斜あるわでクソ使いにくい。
もう少し洗浄に適した容器を購入予定です。