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スノーピークレインボーストーブ2019を自宅用に購入【防災・サブ暖房】
昨年購入した、スノーピーク レインボーストーブ 2019 EDITIONのレビュー記事です。
- 防災用として
- 大部屋のサブ暖房として
- 小部屋のメイン暖房として
キャンプグッズなのに、我が家では自宅室内でのみ絶賛大活躍中です。
- スノーピークレインボーストーブの購入理由
- スノーピークレインボーストーブの操作性や機能性
本記事は主に上記2点について紹介しています。
レインボーストーブ購入理由は防災用として購入
レインボーストーブは2019年10月にスノーピーク公式サイトから購入しました。
なぜ購入したのか?
ずばり災害への備えです。
2018年9月、北海道では道内全域停電となるブラックアウトに見舞われました。
生涯忘れることのない強烈な体験であり、今まで無頓着だった災害への備えを考えさせられる出来事でした。
当時札幌市に居住。
北海道とは言え、そこそこ都会のはずの街が信号機や外灯も消えほとんどの企業が休業。
あんなに静かな札幌の街はもう二度と体験することはないでしょうね。
当時は9月上旬で、厳冬期ではなかったため助かった命も多かったと容易に推測されます。
あれがもし厳冬期であれば、暖房が使えず生命の危機に直面した方も大勢いたのではないでしょうか。
そんなブラックアウト経験が大きな転機となり、我が家でもやっと防災の意識が芽生えました。
何から手をつけるべきか。
「北国ならまずは暖房だ!」という具合でストーブ購入に至ったわけです。
スノーピーク製レインボーストーブを選んだ理由は見た目
レインボーストーブを言い換えるならば電源不要の灯油ストーブ。
ご存じかもしれませんが、「レインボーストーブ」と言う名の製品は他社でも発売されています。
ではなぜ数あるレインボーストーブの中からスノーピーク製を選んだのか?
それはズバリ見た目の良さ。
ストーブにおいて重要な能力「暖かさ」というのは主観的な部分も多いのが正直なところ。
最終的には見た目で決めてしまうというのもありでしょう。
趣味であるキャンプでもスノーピーク製品をいくつか愛用。
デザイン製・機能性への信頼、スノーピークという会社を応援したい気持ちもあり購入を決めました。
スノーピークレインボーストーブ基本スペック
- 型式:KH-003BK
- サイズ:388×388×474mm
- 重量:約5.9kg
- 燃料:灯油(JIS号)
- 燃料タンク容量:4.9リットル
- 暖房出力:2.54kw
- 点火方式:電池点火(単二乾電池×4個) ※電池は別売
- 燃焼継続時間:約20時間
電池式なので、コンセントは不要。
燃料は手に入り易く、比較的安価な灯油。
こりゃあ防災用に持って来いです。
レインボーストーブのお仕事は自宅用サブ暖房
先にも書いたように、レインボーストーブは災害の備えとして購入。
キャンプなど屋外での使用予定は今のところなく、屋内での使用をメインに考えています。
これからレインボーストーブについて偉そうにああだこうだ書きますが、それはあくまで「屋内用として」使用した場合の感想です。
屋外での使用感については一切触れませんので、悪しからず。
屋外で使ったことないから評価もできないんですよね。
レインボーストーブ君も、こんなにインドアな使われ方するとは思ってなっただろうね。
レインボーストーブは点火も消化もツマミを回すだけ
レインボーストーブの点火方法は実に簡単。
- 単二電池4本を装着
- 点火・消化と書かれた丸いつまみを「点火」側に回す
- 「ビーッ」という電子音が鳴る
- つまみから手を離して点火完了
火力が安定するまで少し待つと、レインボーな炎が出てきます。
「レインボーストーブ」たる所以ですね。
焚火を見るような感覚に近いでしょうか、火を見ていると結構癒されます。
七色の炎を見ながらコーヒーでも飲むと、まるで成功者になったかのような錯覚に陥ります。
ま、錯覚なんですけどね。
電池が無い状態でも点火可能=防災用として高評価
このレインボーストーブ、電池が無い状態でも点火可能なのは見逃せない高評価ポイントです。
- つまみを点火の方へ回す
- 外炎筒つまみ(つまみ上部の蓋を開けると出てくるよ)を持ち上げる
- マッチやライターで点火
文字だけ見ると「ん?」ってなりますが、実際にやってみると全然難しくありません。
ランタンに点火するような感覚に似ていますね。
防災用という意味で考えれば、電池がなくとも点火できるのは実に心強い。
消火もツマミを回すだけ
消火するときはツマミを「消火」側に目一杯回すだけ。
数分後に止まります。
消火側に目一杯回しても何の手応えがなく音もしません。
これ、本当に消火されるのか?
本当に消火されるのか心配になります。
ここ、ちょっと不満点。
少し待てば消火されるので、不安な気持ちを胸にしばし待ちましょう。
緊急消火ボタンは緊急時のみ
「緊急消火」ボタンもありますが、これ通常は使用しません。
「緊急時」って何だよっていう思いは置いといて、緊急時だけ使うものとして覚えておきましょう。
文字通り緊急用なので即座に消火しますが、ツマミで消化するときとと比べ灯油ストーブ独特の匂いがきつくなります。
不完全燃焼的な感じでしょうか。
レインボーストーブの暖房性能はそこそこ(サブ暖房としては合格)
で、レインボーストーブ肝心の暖房性能はどうなのか。
スペック表によれば「暖房出力:2.54kw」。
こんな表記だけじゃ暖かさ具合がピンと来ませんよね。
とりあえず我が家の場合、私の体感でご説明しましょう。
我が家(木造の高断熱・高気密)ではおよそ20帖のリビングのおよそ中央に設置。
朝の冷え込みがきつい時間に使用しています。
メイン暖房はパネルヒーターですが、節約のため夜間は止めているので朝は結構寒いんですよね。
ひんやりとしたリビング。
レインボーストーブをつけるだけで、パネルヒーターのみに比べ室内の暖まりが物凄く速いです。
「リビング隅々まで暖かい」とは行きませんが、やはり火があるというのは視覚的にも体感的にもとても暖かい。
北国のメイン暖房には到底なりえませんが、大きい部屋のサブとしては充分な性能でしょう。
8帖程度の部屋であれば充分メイン暖房として合格点。
過ごし方を工夫すれば、災害用としても充分な能力があると我が家では認定しました。
レインボーストーブは操作が簡単なのも災害用として心強い。
いざというときは取説なんかなくても大丈夫。
灯油をいれて、ツマミを回せばそれでOK。
対流式で熱は上方向へ
レインボーストーブは対流式という方式で空間を温めます。
これはつまりどういうことか。
ストーブの上部から熱が放出され部屋全体をじんわりと温めてくれるんです。
ただその一方、真横からはほぼ全く熱が出ないのでストーブの横に座っていても全然暖かくありません。
これを良しとするか短所とするかは使い方次第でしょうが、私的には別に気にする点ではないかなと。
ストーブの直火で暖まるものではなく、ストーブが暖めた空間で暖を取るのがレインボーストーブ。
ストーブを点けることで結果的には暖かい空間になるので良しとしましょう。
レインボーストーブはそういうストーブなのです。
レインボーストーブの上部に鍋を置ける
レインボーストーブ上部は平面になっています。
直径が約15cmあるので、そのサイズ程度の鍋なら乗せられます。
高火力ではありませんが、調理もできるしお湯も沸かせます。
寒い季節、いつでもお湯が沸いていて暖かいものが飲めるのは実に良い。
それと、私のように自宅室内で使うことを考えれば、加湿的な意味でも重要な要素なのです。
レインボーストーブの機動性は低い(重たい・大きい・揺れる)
レインボーストーブの本体重量は約5.9kg。
軽いという印象はないですが、それほど大変な思いをせずとも移動はできます。
灯油を満タンに入れると更に重量は増すし、揺れるし大きいから持ちやすくはないですね。
私は自宅室内オンリーの使用なので、機動性の低さはそれほどデメリットに感じません。
ただし、キャンプに持って行くとなればこの重さと形状は厄介でしょう。
ガラス部分もありますし、運搬用のバッグは必須でしょうね。
決してコンパクトとは言い難いこの形状、正直なところもっとどうにかならんのか。
スノーピークさんの開発・設計担当さんよろしくです。
スノーピークレインボーストーブはシーズンごとに異なるデザイン
スノーピークレインボーストーブの特徴をもう一つ紹介。
ボディカラー・ガラス部分の模様が販売シーズンごとに異なります。
私の購入した2019年モデルは黒いボディカラーで、ガラスには谷川岳周辺の等高線柄が描かれています。
正直知らない場所(スノーピーク 所縁の地らしい) ですが、点火中はとてもきれいですよ。
まとめ:レインボーストーブは防災用として合格点
我が家では災害用として購入しましたが、もちろん寒い季節のアウトドア用としても使えるものです。
北海道の冬キャンプに使えるかというと、やや不安もありますけどね。
操作方法は非常にシンプル、老若男女問わず簡単に点火できます。
もし防災用の暖房器具に悩まれている方、参考になれば幸いです。