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【DODマヒャドイナフスキー】ファミキャン待望スペックのクーラーボックス【レビュー】
ついにファミキャンに最適なクーラーボックスに出会えました。
その名もDODの「マヒャドイナフスキー」。
出会って速攻でポチっ、数日後には我が家に無事納品です。
本当なら口コミ情報を調べまくるところでしたが、発売間もないこともあり公式サイト以外に情報は少な目。
それならば、「自分で買ってレビュー記事を書こう!」、ふと沸き上がった謎の使命感に燃えております。
まだ実践投入はしていませんが、家の中で色々いじくってみたので写真付きで紹介していきます。
- ファミリーキャンプ用クーラーボックスを考える
- DODのマヒャドイナフスキーってどう?
今記事では主に以上の2点について紹介しています。
DODらしいネーミングセンス「マヒャドイナフスキー」
ハードクーラーボックス「マヒャドイナフスキー」。
実にDODらしい、ふざけてんのか本気なのかよくわからないネーミング。
名前はDODらしさ全開、やや意味不明ながら一度聞くと不思議と覚えてしまう語呂の良さを感じます。
「マヒャド」はドラクエの呪文か?
ネーミングを解読してみる
これは公式な見解ではなく私が勝手な分析しただけの「知らんけど」解説です。
マヒャドイナフスキー
まず冒頭の「マヒャド」について、これはおそらくドラクエに登場する氷系の呪文のことでしょう。
1987年生まれの私にとってはおなじみのドラクエ、冷たさを表現するワードとして「マヒャド」を選ぶとはいいセンスしてますね。
そして中腹の「イナフ」、これは和訳すると「充分」という意味。
過度な性能ではなくファミリーキャンパーに「充分」な性能という意味で実に全うな言葉選びですね。
そして問題は最後の「スキー」部分。
- ウィンタースポーツの代名詞、ゲレンデを滑降するアレか?
- 「好き」を文字ってスキーか?
最終的にたどり着いた答えは、ロシアの作曲家「チャイコフスキー」の「フスキー」部分をパロったのではないかと。
ロシアと言えば寒い国の代表みたいなイメージも強い(たつログ調べ)ですから、クーラーボックスを連想させるのにもピッタリ。
ま、知らんけどね。
マヒャドイナフスキーは海外製クーラーボックスと比較してコスパ抜群
マヒャドイナフスキーはDOD公式サイトで税込33,000円。
ま、安くはないよね
金額だけを見れば決して安くありません。
しかし、YETI(イエティ)やORCA(オルカ)の同容量クラスと比較すると容量43Lでこの値段は安い。
「YETIより安い」と言っても、独り暮らしで初めて買った冷蔵庫より高いんですけどね。
マヒャドイナフスキーの見た目はYETIのタンドラに似ていて、「タンドラ欲しいけど金額がなー」って思っている層にドンピシャな商品と価格設定。
実は私もその一人。
タンドラ欲しいけど高いなぁ
そこへ来て外観タンドラちっくで容量43Lの税込33,000円。
こりゃ買いだ!!
DODの商品はすぐに売り切れるイメージがあったので、自分でも驚く程の決断力で購入を即決。
たぶんそのうち売り切れると思うので、欲しい方は早めの購入をオススメします。
ちなみにYETIとORCAはアメリカからの輸入品でショップによって値段がマチマチ。
マヒャドイナフスキーはファミキャンクーラーの最適解
まずはDOD公式サイトの謳い文句。
一週間も氷を残すことは出来ないし、熊に襲われたらひとたまりもないけど、、、
引用元:DOD【公式】
日本でファミリーキャンプをするにはイナフな容量と性能を持ったハードクーラーボックスです。
保冷性能や頑丈さを追求することで、断熱材や外装が分厚くなりがちな海外製の人気クーラーボックスをやや皮肉ったようなセンスの良さを感じる文章ですね。
- 1週間氷が解けない
- クマに襲われても壊れない
性能としては凄いんでしょうが、ファミキャン勢が求めてるのはそこじゃない。
ファミリーキャンパーが「1週間連泊」することもないし「熊が出るサイト」に行くこともないのです。
53時間氷を残存可能な保冷能力=イナフ
マヒャドイナフスキーは53時間氷が残存する保冷性能を有しています。
うん、ファミキャン勢には充分でしょう。
イカれた保冷性能で有名なORCA(オルカ)と比べたら赤子同然ですが、そもそもそこと闘う必要などありません。
ORCAはその保冷性能ゆえ、断熱材の厚さがマヒャドイナフスキーの倍近くあります。
つまりその分外形が大きくなる、又は同じ外形サイズで比較すれば内容量が少なくなります。
荷物が多くなりがちなファミキャンにおいては、荷物の体積も重要。
過剰な保冷性能よりも、必要な保冷性能とそれに見合ったサイズ感がファミキャンには重要なのです。
静止耐荷重90kg=イナフ
YETIのように熊にも壊せない程の堅牢性はありませんが、耐荷重は90kgと日本人には充分な強度。
クーラーボックスの役割と言えば保冷に限らず、足場として・イスとして・テーブルとしても使われるのがファミキャンの常識。
その程度であればマヒャドイナフスキーでも充分に対応できる強度があります。
多くのファミキャン勢は耐荷重90kgもあれば充分でしょう。
熊に襲われたら一溜りもないでしょうが、そんなときはクーラーボックスの中身なんかほっといて急いで避難。
外観はシンプルで凹凸の少なめ&渋いカラーなマヒャドイナフスキー
今回私が購入したのはベージュ。
マヒャドイナフスキーという複雑怪奇な名前の割りに見た目は物凄くシンプル、色合いも艶消しのラインナップでクセは弱めです。
ちなみにカラーはベージュの他にカーキ・ブルーグレーの3色展開。
蓋の裏と本体底面にはデカデカと主張の強い「DOD」の刻印。
底面なんて誰がいつ見るんだよって部分ではありますが、オシャレは見えないところこそ。
主張しすぎないよう底面にデザインを入れるあたり、シンプルさをぶち壊さない程度のささやかな遊び心でしょう(知らんけど)。
とまあ、ご覧の通り外観のデザインは到ってシンプル。
意味不明な凹凸は一切なく、どんなキャンプサイトにもマッチしそうです。
天板はザラザラ、他の面はツルツルな手触りです。
天板にはトレードマークのウサギもしっかり刻印されています。
意外と少ない仕切り付きのハードクーラーボックス
マヒャドイナフスキーで一番気に入ったポイントは仕切り付き。
この仕切りが無ければ間違いなく購入していません。
写真のように、2枚の仕切り板が標準装備されていて3部屋に分けることができます。
もちろん仕切りを全部取って大部屋に、仕切りを1枚にして大部屋と小部屋に分ける使い方も可能。
ただし仕切りを設置できる場所は溝が切っている場所のみ、好きな場所に仕切りを設置することはできません。
小部屋だと2Lペットボトル2本と保冷剤2つが悠々と。
仕切りを一つ外すと2Lペットボトルが横に悠々入ります。
仕切りのないクーラーボックスにはもう戻れない
キャンプでクーラーボックスを使ったことがあればご理解頂けるでしょうが、仕切りはほんとに大事。
なのに仕切り付きのハードクーラーボックスってあんまりないんですよね。
- 食材・飲み物などゾーンを分ける
- 平積みにしないことで作業性UP
仕切りのメリットは主にこの2点。
下の方に入れたものを取り出すため、その上にあるものを全部よけるといった面倒この上無い作業をしなくて済みます。
仕切りがあってもなくても、内容物だけ見れば同じものが同じだけ入ります。
いや、むしろ仕切りのない方が仕切りの体積の分だけ多く入るでしょう。
しかし、大事なのは使う(取り出す・しまう)ときに使いやすいかどうか。
- 缶ビールが転がってイライラ
- 欲しいものが下の方にあって取り出すの面倒
- ゾーン訳できないから捜索に時間がかかる
クーラーボックスあるある、イライラ面倒要素をかなり排除できるはずです。
荷物同士で支え合うことなく、荷物を仕切りや壁で支えるパッキングが可能となるのです。
仕切りは仕切り以外の使い道がない
この仕切り板、仕切り板としては充分な働きを見せてくれますが、仕切り板以外の使い道が全くないのがタマに傷。
これはマヒャドイナフスキーの短所のひとつでしょう。
よくあるパターンは「仕切り板はまな板としても使えます!」ですが、マヒャドイナフスキーの仕切り板は全然ダメ。
なぜかと言えば、仕切り板表面が信じられないくらいにツルツル。
こんなもんの上で滑らずに切れる食材なんて塊肉くらいでしょう。
ある程度重量があって柔軟性があって、表面がねっちょりしている物以外は絶対に滑って飛んでいきます。
仕切り板をまな板として使えるのが嬉しいかはさておき、仕切り板としてしか使えないのはややもったいない感じがします。
マヒャドイナフスキーにロゴス氷点下パックL(保冷剤)がピッタリ
マヒャドイナフスキーには、保冷剤の王道「ロゴス氷点下パックL」がピタリと入ります。
これも地味に嬉しいポイント。
だから何だってこともないんですけどね、ピタリ入ると気持ちいいじゃない。
シンデレラフィット!、というよりはマヒャドイナフスキーの設計者はこの辺も考慮して設計したんでしょうね。
DODさん、御社のそういうところ好きです。
2wayな持ち手が43Lハードクーラーの運搬を楽にする
マヒャドイナフスキーの内容量は43L、クーラーボックス本体の重さが11kg。
容量43Lと言えば、スーパーなどで買い物するときに使うカゴ約1.5杯分。
あのカゴに満タン+α+クーラーボックス本体の重量を想像して見て下さい。
何が言いたいかと言うと、中に物を詰めると結構重い。
そんなときはファミキャンの利点である人海戦術を使って運搬するのが得策、2人以上で運ぶのです。
で、そんなときにありがたいのが2wayな持ち手。
2wayの何がいいかというと、身長差がある2人で持つ時に持ちやすいのです。
背の高い人は紐状のハンドル部分を使い、背の低い人は本体を直接持つ。
些細なことですが、無理のない自然な体勢を取れるのは重いものを運搬する上でものすごく重要。
腰への負担が格段に変わってきます。
2Lペットボトルが立てて入るハードクーラー
マヒャドイナフスキーの特徴のひとつ、2Lペットボトルを立てて入れられるのです。
これも43Lクラスでは意外となかった設計。
「仕切り」の項でも書いたように、平積みしなくて済むのは使う上で物凄く便利。
寝かせて平積みと比べたら、ペットボトルの上にあるものをどかさなきゃ取り出せないという面倒が消滅するのです。
お茶に水、子連れファミリーキャンパーの必需品がすっぽりと収まるのは実に嬉しい設計。
保冷剤を下に敷くと立てて入らない
ちなみに、保冷剤を下に敷くと2Lペットボトルは立てて入りません。
2Lペットボトルを立てて入れる場合は保冷剤はサイドに入れると収まりがいいですね。
乾燥用のフタ半開きモードがちょっと嬉しい
キャンプで食材やら飲み物やらを入れておくと、結構ニオイ残りません?
私は結構ニオイが気になるタイプ、使用後は必ず水+洗剤で優しく洗います。
洗った後は当然乾かします。
で、マヒャドイナフスキーには乾燥工程において威力を発揮しそうな設計が盛り込んであります。
写真のようにフタのバックルを立てた状態でフタを閉じると半開きになります。
フタを半開きにしておいて、更に側面にある排水用のキャップを開けておけば風通しは抜群。
効率的に乾燥が進むのではないでしょうか。
これも痒い所に手が届くありがた設計の一つ。
マヒャドイナフスキーの外装はツルツル仕様で静電気激しめ
マヒャドイナフスキーを購入してから気づいたのは、表面が静電気を帯びやすいのか部屋に置いておくとすぐゴミがつく。
この静電気、キャンプに行く上で問題になるかはわかりません。
しかし、少なくとも今記事のために写真撮影する際は鬱陶しかったです。
表面がツルツル素材なのが影響しているのかな。
まとめ:マヒャドイナフスキーはファミキャン勢大満足のクーラーボックス
ということで、マヒャドイナフスキーをレビューしてみました。
容量と保冷性能はファミキャン勢にピッタリイナフな仕様、デザインもシンプルで飽きの来ない仕上がりとなっています。
DODの社員でもなければ、DODの広告塔でもない私がなぜここまでマヒャドイナフスキーを推すのか?
それは本当にいい商品であり、オススメしたい商品だからなのです。
「イナフ」な仕様にしたことで、海外産のイカれたスペックのクーラーボックスに比べコスパは抜群。
なんとなーくな予想ですが、結構売れる予感がします。
クーラーボックス購入検討中の方。
売り切れる前に、本格的なシーズンインの前に、是非一度マヒャドイナフスキーもチェックして見て下さい。
アウトドア&スポーツ ナチュラム