【#9411ベックマン】REDWINGの名作ワークブーツ【エイジング】

並んだ革靴

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今回は自分の愛用しているブーツの紹介です。

REDWING(レッドウィング)の Beckman Boot (ベックマンブーツ)。

ベックマンはワークブーツでありながら、上品でドレッシーなたたずまいが特徴的なブーツなのです。

  • ベックマンってこんな靴
  • ベックマンの魅力と不満

今記事では主にこの2つについて紹介していきます。

ベックマンのメンテナンスについては下記記事をご覧下さい。

目次(クリックでジャンプ)

ベックマンはREDWINGを代表するワークブーツ

ベックマンのソール

何やら人名っぽい「ベックマンブーツ」という名前のこのブーツ、レッドウィングの創業者:チャールズ・ベックマンが由来となっています。

創業者の名前をつけるくらいのブーツ、レッドウィングの看板を背負ったブーツといっても過言ではないでしょう(知らんけど)。

商品に自分の名前をつけちゃうあたりはアメリカンですね(知らんけど)。

ベックマン
引用元:レッドウィング公式

チャールズ・ベックマンは1905年にレッドウィングシューズカンパニーを設立、もし彼がいなければ日本のワークブーツシーンはどうなっていたのでしょうかね。

レッドウィングは間違いなく今のワークブーツ界に君臨しているブランドの一つ。

ちなみに「レッドウィング」というこの名称、ミネソタ州にある町の名前が由来。

ベックマンのレザーは希少部位フェザーストーン

牛

ベックマンに使われているレザーは「フェザーストーン」、高級感溢れるネーミングな希少部位。

上品で妖艶なツヤが魅力的で、ツヤがありながらも決してツヤツヤ過ぎない落ち着いたツヤ感が最高です。

フェザーストーンは牛1頭から5%しか取れない貴重な革、牛一頭が400kgだとしてその5%なので20kg。

ベックマン一足(片足)がソールを含め約800gですから、牛一頭から20足以上は作れそうです。

そしてこの高級感溢れるネーミング「フェザーストーン」を直訳すると「羽・石」。

羽根のようにしなやかに、石のように堅牢に

意味はこんな感じですかね。

堅牢さには納得ですが、決して軽い靴ではありませんね。

6インチ丈にラウンドトゥなワークブーツ定番のビジュアル

6インチ丈にラウンドトゥ、ベックマンのビジュアルはtheワークブーツ。

「6インチ丈」はくるぶしが丁度隠れる程度のアッパー形状のことで、「ラウンドトゥ」はつま先の形状が丸っこいことを意味します。

ベックマン

ベックマンは奇をてらったビジュアルではなく、ワークブーツとしてはかなり王道な見た目。

私のように末永く飽きずに履き続けたい人には持って来いなビジュアルである反面、「人と被りたくない」「個性的なビジュアルが好き」な人には全くオススメできないワークブーツと言えるでしょう。

#9411ベックマンはジャストサイズを購入

ベックマン全景
2020年3月の写真(購入から2年)
  • 品番:NO.9411
  • 色:ブラックチェリー
  • サイズ:US6.5インチ(24.5cm)・Dワイズ

私が購入したベックマンのサイズはUS6.5インチ(24.5cm)・Dワイズ。

ベックマンのタグ

ワイズというのは靴の横幅のこと。

ワイズはアルファベットで表記され、A→Eに行くほど大きいサイズになります。

厚手の靴下を履く・インソール(中敷き)を入れる予定はなかったので、ピッタリサイズを購入しました。

ちなみに普段履くスニーカー(バンズのエラ・オールドスクール)だと25.5cmがピッタリ。

ベックマンを履いた
バンズを履いた

スニーカーより1cm程度小さいものがピッタリサイズでした。

当たり前ですが、実際に試着してサイズ感を確認することを猛烈にオススメします。

#9411はブラックチェリー

カラーパレット

私が購入ベックマンは品番:NO.9411、レザー色はブラックチェリーになります。

このブラックチェリー、ベックマンブーツを代表する色でほんといい色。

レザーは他にも3色あり、レザーの色によって品番が異なります。

  • NO.9413:チェスナッツ(薄い茶色)
  • NO.9414:ブラック
  • NO.9416:シガー(濃い茶色)

ちなみに、以前は品番が違ったそうですね。

  • NO.9011:ブラックチェリー
  • NO.9013:チェスナッツ (薄い茶色)
  • NO.9014:ブラック
  • NO.9016:シガー(濃い茶色)

ソールの一部がウレタンからラバー素材に変更、ラバーになったことで加水分解しなくなったのは嬉しい限り。

↓公式サイトに説明がありましたのでご覧ください。↓

#9411ベックマン購入の決め手はエイジングサンプルのカッコよさ

シルエット

私がベックマンを購入したお店では、店主のエイジング(経年変化)サンプルがありそれに完全にやられました。

ブラックチェリーが超カッコよかった、これがブラックチェリー購入の決め手ですね。

  • NO.9413:チェスナッツ (薄い茶色)
  • NO.9414:ブラック
  • NO.9416:シガー(濃い茶色)

他にも色があるので、ネットでエイジング後の姿を見て決めるといいかもです。

というかですね、ワークブーツの新品状態が最も好きな方っています?

ベックマンをはじめ、ワークブーツは新品状態ではなくエイジングした姿が魅力的なんですよね。

だったら、絶対に新品状態ではなくエイジングした姿を見てレザーやカラーを決めるべき。

ベックマン3つの魅力と1つの弱点

口を抑える少女

さて、お次はベックマンの魅力と弱点をご紹介。

魅力についてはここまでにいくつかそれっぽい記載がありますが、改めて書かせて下さい。

弱点については言いがかりに近いポイントではありますが、ワークブーツとして見逃せないポイントでもあるのであえて挙げています。

あくまで完全主観、文句があっても聞き入れません。

ベックマンの魅力1:ファッション性の高さ

ベックマンを履いた

「オシャレは足元から」なんて言葉があるようにオシャレする上で靴は超重要。

ベックマンはワークブーツでありながら、ゴツ過ぎず華奢すぎずドレッシーな佇まいが特徴です。

良くも悪くも強烈な個性がなく、割とどんなパンツにも合います。

  • デニム
  • チノパン
  • ワークパンツ

あまり太すぎるパンツとは合わない気もしますが、ベックマンはかなり守備範囲の広いワークブーツと言えるでしょう。

ま、ファッションは完全好みなので何とも言えませんがね。

ベックマンの魅力2:長い目で見てコスパが良い

小銭

ベックマン、金額の面でも魅力を提案。

ベックマンの金額を数字として見れば決して安くはありませんが、他社の同じような商品と比べると決して高額な部類ではありません。

更に言うならば、というかここが一番声を大にして伝えたいことなんですが、

しっかりメンテしていけば10年以上は履ける靴」=コスパは決して悪くない

ベックマン、見た目はドレッシーですがジャンルはワークブーツ。

作りは屈強で修理も可能なように作られています。

ソールはワークブーツの定番「グッドイヤーウェルト式製法」、屈強な上ソール交換も可能なので減ることなんか恐れずに履き倒しましょう。

悪路の少ない日本に暮らす方であれば、しっかりメンテナンスしながら履けば早々修理が必要な状態にもならないでしょうけどね。

アッパー部分のベックマンメンテナンスは下記記事参照。

ベックマンの魅力3:レザーのエイジングが魅力的

おばあさんとスマホ

ベックマンというよりは革製品の魅力であるエイジング。

私がベックマン購入の決めたのは、店頭に展示していたベックマンのエイジングサンプルが激カッコよかったからに他なりません。

新品状態から徐々に自分好みにエイジングしていく様はレザー愛好家共通の楽しみでしょう。

真新しい靴が自分の足の形や歩き方によってクセが付き、自分だけの一足になっていくその過程は一度ハマると抜け出せません。

買ったときは100点満点中の50点そこから履きまくってメンテして100点に近づいていくイメージなのです。

ちなみにMyベックマン9411は2018年5月に新品購入。

春・秋のみ週2~3回の着用なので、それほどエイジングは進んでいません。

10年・20年と履き続ける予定なので、焦らずエイジングを楽しんでいきます。

ベックマンの弱点:ワークブーツのくせに悪天候に弱い

濡れた窓

ベックマンの弱点、強いてあげるならワークブーツでありながら悪天候に向かないことでしょう。

オイルドレザーと違い、フェザーストーンの耐水性はあまりよろしくないです。

小雨程度で靴の中が濡れることはありませんが、水を弾く革ではないので雨の水滴がシミっぽく残ります。

天気予報や空模様で雨っぽい日は履きません。

ただまあ不意に遭遇する雨は仕方ないと割り切って、私の場合多少の雨ジミであれば特に気にすることなく放置。

適時行うメンテナンスで目立たなくなりますし、ワークブーツなので気にしすぎも疲れますからね。

それからこちらは北海道、雪の季節も一切履きません。

ベックマンの日常的なメンテナンス

靴職人

カッコよいエイジング、長いこと愛用するならばお手入れは欠かせません。

ソール張替えやハトメの交換なんかはプロにお願いするとしても、アッパー部分の日常的なお手入れは手間を惜しまずやってみましょう。

日常的なメンテナンスは履き終わりに毎回

  1. 履き終えたらシューキーパーを入れる
  2. 馬毛ブラシでブラッシング

はい、日常のメンテは以上です。

シューツリーを入れる
羽根裏をブラッシング

ベックマンを履いた後は必ず馬毛ブラシでブラッシング。

紐を外してブラッシングするのが基本ですが、正直面倒なので毎回紐を外してはいません。

面倒なことは続かないのでね、できる範囲で継続することが重要かなとめんどくさがりな自分を正当化してみます。

少しずつでも手をかけてやれば愛着も湧くし、なにより日常的なメンテナンスを習慣化しておくことが大事。

不定期メンテナンスは適時

ブラシとオイル

先ほどは日常的なメンテナンスとして、毎日履き終わりにブラッシングすることを書きました。

ただまあそれだけでは落ち切らない汚れが残ったり、レザーの油分が抜けてくるのでもう少し手の込んだメンテナンスも必要です。

とは言え30分もあれば終わる作業なので、必要なときにはしっかりと手をかけてやりましょう。

大まかな作業は下記。

  1. 紐を外す
  2. シューキーパー&馬毛ブラシでブラッシング
  3. ステインリムーバーで古いオイル・汚れを除去
  4. オイル補給
  5. 豚毛(化繊)ブラシでブラッシング
  6. 余分なオイルふき取り

以上、6工程で完了。

この作業は何も定期的に行う必要はなく、汚れてきた・オイルが抜けてきたと感じた時に適時行えばOKです。

ただまあ、レシピで「適量」と書かれていたら迷うように「適時やれ」と言われても困っちゃいますよね。

私の場合はシーズン終わりには必ず、シーズン履き始めはレザーの乾き具合を確認して乾いていたらオイル補給以降のメンテナンスのみ実施します。

シーズン中(4月~11月)のメンテナンスは、めんどくさがりなこともあり8か月のうち2回、多くても3回ですかね。

不定期メンテナンスについて、詳しくは下記記事にて写真付きで解説していますので是非。

まとめ:ベックマンの未来は手入れとエイジング次第

犬

今回はレッドウィングのベックマンブーツについての紹介してみました。

ファッションアイテムとしても非常に万能で優秀なワークブーツ。

購入してまだ2年、エイジング具合としてはまだまだひよっこでこれからが本当に楽しみですね。

メンテナンスは大切ですが、過保護すぎず放置しすぎず手をかけていきたいな考えています。

ベックマンを含めワークブーツを所有している方、最低限シューツリーと馬毛ブラシは揃えておきましょうね。

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