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【ワトコオイル失敗】色間違いでエボニー→ミディアムウォルナット塗り直し

いやー、失敗しました。
DIYした棚の塗装に失敗しました。
塗り方というよりは、チョイスする「色」を間違えるという何とも滑稽なミスです。
色を剥がしてまた塗りなおすという作業を行ったので、その作業風景を記事にしていきます。
今回は「ワトコオイル」という塗料、初心者でもキレイに塗装できるスグレもの。
棚全面をキレイに塗れてしまったばかりに、塗装を剥がす面積が膨大でとっても大変でした。
- ワトコオイルの塗装を失敗した・・・
- 色選びの注意点やポイントは?
以上のような悩みを持つ方の参考になれば幸いです。
Google検索するとワトコオイルを賞賛する記事はたくさんヒットしますが、「色を間違えて塗りなおす」という記事が全然ありませんでした。
失敗は成功の元!失敗はブログネタの元!
ワトコオイルは色も豊富で塗り方も簡単=DIY初心者向け

まず、今回登場する「ワトコオイル」とは何ぞやということから説明します。
DIYする方にはおなじみなんでしょうか?
ネットでの評判もよく、近所のホームセンターに売っていたのでワトコオイルを購入しました。
- ホーマック
- カインズ
- ジョイフルAK
この辺りのホームセンターならたぶん置いているでしょう。
もちろんネットでも購入可。
ワトコオイルは初心者DIYにも使いやすい浸透系塗料

製品名 | ワトコオイル |
---|---|
主な用途 | 家具、工芸品など内装木部全般 |
容量 | 200ml / 1L / 3.6L / 16L |
標準塗布面積 | 1Lあたり:約10m2 |
標準乾燥時間 | 24時間以上 |
カラー | ナチュラル(クリア) / ホワイト / チェリー / マホガニー / エボニー / ドリフトウッド / ミディアムウォルナット / ダークウォルナット |
特長 | 亜麻仁油を主成分に塗装しやすいよう配合された、ワトコシリーズの原点ともいえるスタンダード製品です。 |
備考 | ワトコオイル同士のブレンドは可能です。お好みの色に調合してください。 |
「ワトコオイル」は商品名で、「北三株式会社」が販売しています。
多少独特なニオイはあるものの、ペンキ程強烈ではなく室内でも我慢できるレベル。
DIY初心者にも色ムラ少なく塗りやすい塗料です。
ワトコ製品は、一般の塗装と異なり、表面に塗膜を作らず、ゆっくりと木に浸透させて仕上げます。浸透後、溶剤が揮発すると、オイルの主成分は空気中の酸素と結合し、酸化重合によって硬化して木を保護します。このためワトコ製品は、木がもっている美しさや、しっとりした木肌を表現するのに最も適した塗装といえます。
引用元:北三株式会社HP
ペンキのように木の表面に塗膜ができるのではなく、木に浸透していくタイプの塗料。
塗装後も木目が残るのが気に入って、今回ワトコオイルを選びました。
ワトコオイルは屋内用
ワトコオイルは基本的には屋内用、屋外に常設するものには不向きなので要注意です。
屋外に設置するものには屋外用の塗料を選びましょう。
ウッドデッキ塗装は下記記事を参照下さい。

購入したワトコオイルはW-10エボニー

全ての間違いの始まりは、この「W-10エボニー」色を購入したこと。
ホームセンターの塗料売り場に置いてあったワトコオイルの色見本、色見本を見ては目を閉じて完成形を何度もイメージ。
何度も妄想を重ねた結果、自分のイメージに最も合ったこの「エボニー」を購入したのです。

塗装開始編:色間違いに気づく「あ、これ失敗。」エボニー黒すぎ

ここからは実際にワトコオイルを塗っていきますが、エボニーを選んだことがそもそも間違いだったことはこの時に知る由もありません。
ワトコオイル塗装開始、そして違和感・・・
塗り方は簡単、ウエスにワトコオイルを付けて塗っていくだけです。
ある程度塗装して、全体の色がわかるにつれて違和感ができます。

「あれ?ホームセンターで見た色見本よりめっちゃ黒くね?濃くね?」
- 塗りすぎ?
- 乾燥すればまた色合い変わる?
- 使い方おかしい?
色んな葛藤がありながらも、DIY素人にありがちな「まあいっか」の精神でとりあえず棚全部を塗り終えました。
照明・日の当たり方でも色味違うだろうし、また後で色味チェックすりゃいいやってな感じです。
驚愕の真実編:ワトコオイルには色見本が2種類存在
ワトコオイル公式HPを見ていてあることに気づきました。

あれ?色見本が2種類ある




色見本は実は2種類あり、木材の種類によって仕上がりの色が変わるのです。
んー、知らなかった。
ちなみに今回DIYした棚は「ラワン合板」という木材を使用しました。


ホームセンターで見た色見本ではなく、HPで発見した方の色見本を見るのが正しかったと推測されます。
さて、ここでようやく購入する色を間違えたことが明白となりました。
- 塗りすぎ?
- 乾燥すればまた色合い変わる?
- 使い方おかしい?
さっきまで抱いていた思いは断ち切り、色を塗り直すことを決意したのであります。
地獄の塗装剥がし編:塗り直しのためサンダーでひたすら削る


塗装の失敗(色選びの間違い)が判明。
ワトコオイルを剥がし、再びワトコオイルを塗るという不毛な戦いが始まります。
「ワトコオイル 塗り直し」で検索するけど・・・
どうしたらいいもんかとまずは検索。
「ワトコオイル 塗り直し」でGoogle検索してもイマイチ欲しい情報に出会えず・・・。
色々悩んだ末、ヤスリで削って塗装を剥がそうという計画で進めることに。
今回の場合、最初に塗装した色(エボニー)よりもっと薄い色にしたいので重ねて塗っても意味はないと考えました。
- いくら木材の内部に浸透する塗料とはいえ、何センチも浸透しないでしょ!
- せいぜい数ミリでしょ!
という何の根拠もない推測を信じてひたすら削る作業に取り掛かります。
塗装の剥がし方=電動サンダーで塗装面をひたすら削る
塗装を剥がす手順はいたってシンプル。
必要なのは時間と根気と道具、技術は全くもって不要です。
電動サンダーに番手の粗いサンドペーパーを装着してひたすら削る。
作業工程は以上。
以前、サイフ事情に余裕があったときに(なぜか)購入した電動サンダーが役に立つ時がくるとは。


作戦は成功。
膨大な時間と体力を使い塗装剥がしを完了させました。
木目など所々で着色は完全には消えませんでしたが、この辺はあきらめも必要かなと思います。



まあいっか
私と同じように削って塗装を落とす場合、電動サンダーがないと相当キツイです。
いや、キツイというか電動サンダーがないと無理です。
電動サンダーを使っても全て削り終わるまで、休憩含め5時間以上かかりました。
電動サンダーに使用したサンドペーパーは3種類
今回使用したサンドペーパーとその用途は以下の通り。
塗装を剥がす:60番
中仕上げ:120番
仕上げ(塗装前):150番
サンドペーパーは電動サンダー専用品ではなく、通常のサンドペーパーを適当なサイズにカットして装着した方が経済的。
再塗装編:W-12ミディアムウォルナットを塗装する


新たに塗る色は「W-12」(ミディアムウォルナット)に決めました。
今回は棚に塗る前に破材で色味のテストをしたのでバッチリです。



最初から破材でテストすりゃよかった
塗り方に特別な技術は不要、ウエスにワトコオイルをつけて塗るだけ。
手順は以上です。
一度塗った後、余分なオイルを拭き取るのが正規な手順ですが私はやりませんでした。
理由は、めんどくさい拭き取らなくてもいい感じの色味になっていたから。
拭き取らなくてもオイルが手に移ることもないし、色味が良ければ拭かなくても大丈夫です。
で、肝心な色味はかなりイイ感じです。
そうそう、こんな感じにしたかったのよ!




最初に失敗したW-10(エボニー)の写真も貼っておきますが、全然色味違いますよね。
塗り直して良かった。


ワトコオイルは無料サンプルで事前の色合わせがオススメ


公式HPを見ると「無料サンプル」を頂けるみたいなので、遠慮なく申し込んだ方が良いです。
無料ならばどう考えてもサンプルを請求するべきでしょう。
個人の場合は2色まで申し込めます。
サンプル請求フォームに必要事項を入力すると、数日後でサンプルが送られてくるみたい。
初めからこうしておけばよかったなと思ったのは言うまでもありません。
どう考えたってサンプル取り寄せた方が安上がり、時間に余裕を持たないとダメですね。
まとめ:ワトコオイルは塗りやすいが塗り直しはツライ


人の不幸は蜜の味。
・DIYは時間に余裕をもって取り組む
・塗装する前は必ず同素材の破材(又は目立たないところ)で色味のチェックをする
・無料サンプルがあれば遠慮なく取り寄せる
こんな失敗談もブログ記事にすることで誰かの参考になればと思いました。
ワトコオイル自体は、非常に良い商品です。
今回は私が色選びをミスって、一度剥がしてまた塗装するという特殊な作業となりました。
悪いのはワトコオイルではありません、完全に私。
塗装剥がしは全身筋肉痛間違いなしの過酷な作業なので、事前の色味確認は念入りに!
DIYは基本楽しい、こんな失敗もありますがそれも含め楽しいです。
失敗を恐れず、興味があれば是非チャレンジしてみて下さいね。